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 (あえてWikipedia風w なのでちょっとマジメですw)  Wikiの本家(?)ページ   初版:07-10-28

エッセンシャル(ヘアケア)
 エッセンシャル(Essential)は、花王が製造・販売するヘアケア製品のブランド名である。

 1:概要  2:沿革  3:シリーズ分類  4:ラインナップ  5:ボトルと液色  6:TVCM出演者  7:備考 

1:概要
 「カオーフェザー」ブランドの1種として1976年春より発売。  シャンプー等のインバスヘアケア製品を中心に商品展開している。
「カオーフェザー」ブランドの後継的商品に成長し、現在発売されている日本のメジャーなシャンプーにて、メリット(同じく花王)に次ぐロングセラー商品である。
 このエッセンシャルのTVCMにより、髪の表面を覆う「キューティクル」の存在が広く知られるようになったり、
髪のツヤが光の帯になって頭部を円環している様を「天使の輪」と表現する事が一般化された。

1-1:現行品の概要
 2006年8月以降、「エッセンシャル・ダメージケア」として、「リッチプレミア」と「ニュアンスエアリー」の2タイプで展開していたが、
2014年8月に大幅刷新。
「ダメージケア」のサブネームが取れる。
しっとり仕上がりの「リッチプレミア」を継承する橙色の「リッチダメージケア」、
ふんわり仕上がりの「ニュアンスエアリー」を継承する桃色の「エアリーモイスト」に加え、
速乾タイプ・さらさら仕上がりの緑色の「フリー&スムース」が新登場し、計3タイプとなった。




2:沿革
 1976年春 「カオーフェザー・エッセンシャル シャンプー」発売。
200mL入りで希望小売価格220円。当初はシャンプーのみで、1SKUだけでのスタートだった。
リンスは数ヵ月後に追加発売された。
キメ細かでなめらかな泡による髪へのやさしさを特徴・訴求し、TVCMでのキャッチコピーは「毎日シャンプーしても、いいぐらい」。
当時毎日シャンプーするのは少数派であり、「毎日シャンプーをすると髪を傷める」という世相に対し、なんとか消費量を上げたいメーカーの思惑が感じられる。
 1978年頃 髪一本一本の表面を覆うウロコ状の組織であるキューティクル(毛表皮)を守る という提案を提唱。
キューティクルがTV画面に大写しなるCMはインパクトを与え、以降「キューティクル・ケア」という考えが一般に浸透された。
 1980年頃 「カオーフェザー」の冠が取れる。(注7)  200mL・220円→220mL・250円に変更。
 1981年頃 橙のエッセンシャルの、「エッセンシャル・コンディショニングタイプ」が登場(220mL・300円)。以降2シリーズに分かれる。
 1982年 TVCMに「天使の輪」という言葉が登場。
 1984年初頃 ポンプサイズ(880mL・900円or1000円)登場。
 1985年10月 社名が花王石鹸(株)→花王(株) に変わる。 トリートメント新発売
 1989年  この頃のリニューアルを機に、緑より橙のシリーズの方がメインを張る様になる。 不透明ボトル化。
 1991年10月 目を閉じた状態でもシャンプーとリンスの区別ができるよう、シャンプーボトルの側面とポンプ部(レギュラー・ミニサイズはキャップ上部)に刻みが入った。
このアイデアはすぐさま花王の全シャンプーに採用され、そして実用新案の申請を取り下げて業界各社に働きかけた事により、業界全体で現在でも採用されている。

 1996年   緑のシリーズが一旦廃盤。 それと入れ替わる形で「エッセンシャルU」発売。
 1997年8月頃 リンス→コンディショナーという表記とボトル色の変更。 詰替用の登場(500mL)。トリートメントの再発売。オープン価格化。
 1999年春  緑のエッセンシャル(ビューティーケア[Ba])が復活
 2000年8月 [Db] プロテインケアA2(毛髪補修成分) + モイストミルク(うるおい補給成分)配合。 容量が220→200mL、750→700mLへと変更。
 2002年8月 [Dc] プロテインケアエッセンス(浸透性毛髪補修成分) + リピッドエッセンス(脂質補給成分)配合
 2003年4月 カラーダメージケア・トリートメントシリーズ発売。(2006年9月廃盤)
 2003年8月 [Df] セラミドEF/ES + プロテインケアエッセンス(毛髪補修成分)配合
 2004年9月 [Dg] セラミドES + プロテインケアエッセンス(毛髪補修成分)配合  広報展開:「あの頃の私」シリーズ

 2006年8月 橙のシリーズが、リッチプレミア(Rich Premier)[Ra]とニュアンスエアリー(Nuance Airy)[Aa]の2ライン体制に。 高純度ハニー&プロテイン(ハチミツ、ローヤルゼリーエキス、加水分解コンキオリン)配合  広報展開:「カワイイは、つくれる」シリーズ。  容量が700→550mL、替500→400mLへと変更。
 2008年8月 橙[Rb]、桃[Ab] 高純度ハニー&ミルクプロテイン(ハチミツ・ホエイ) + ウルトラシャインエッセンス(ラノリン脂肪酸)を配合。 「毛先15cmに天使のツヤ*リング」を提唱。
 2010年8月 橙[Rc]、桃[Ac] 高純度ハニー&シアバター配合 容量が550→530mL、替400→380mLへと変更。
 2012年8月 橙[Rd]、桃[Ad] ハニー&シアバターex配合 容量が530→500mL、替380→360mLへと変更。 毛先集中ディープケアパック廃盤。
 2013年2月下旬 外装やCMタレントなどイメージ変更。 組成、容量は変更無し。(橙[Rd]、桃[Ad]のまま)
 2013年5月 毛先集中キューティクル美容液の、ニュアンスエアリー(オイルタイプ) が「キューティクル補修オイル」に。 リッチプレミア(ミルクタイプ)が 「キューティクル補修ミルク」 に変更。
 2013年11月中旬 橙[Rd1]、桃[Ad1] 「フローラルバニラノート」の香りセット限定発売。(香調違いはエッセンシャル初)
 2014年3月 「くまのプーさん」デザインボトル・セット限定発売(橙[Rd]、桃[Ad])

 2014年8月 「ダメージケア」としてのみ展開していたものを変更。従来のリッチプレミアにあたる「リッチダメージケア」[dR]、ニュアンスエアリーにあたる「エアリーモイスト」[aM]に加え、「フリー&スムース」[fS]の追加で緑のシリーズが復活。計3ラインに。 容量が500→480mL、替360→340mLへと変更。




3:シリーズ分類
 緑は「ノーマルヘア」用、「ナチュラル・ストレートヘア」用、「サラサラタイプ」という位置づけであり、
 橙は「ダメージヘア」用、「パーマ・カラーリングヘア」用、「しっとりタイプ」という位置づけである。

3-1:緑のシリーズ
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カオーフェザー・エッセンシャル (1976年 - 下に継承)
 当初はカオーフェザーブランドの中の1タイプ扱いであり、他のカオーフェザーシャンプーも多数販売されていた。
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エッセンシャル・(ノーマル) (1980年 - 下に継承)
 晴れて「エッセンシャル」ブランドとして一本立ち。
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エッセンシャル・キューティクルケア (1983年 - 下に継承)
 一般的にはA〜Cの初期三種(透明ボトルにエメラルド色の液体)をまとめて「キューティクルケア」と称する事が多いが、厳密には上記のとおり間違いである。
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エッセンシャル・ナチュラルスタイリング (1989年4月以降 - 下に継承)
 「朝ブラシで梳かすだけで髪がまとまる」を訴求していた商品。
 中:220mL・300円+税 大:880mL・1000円+税 
 ●
エッセンシャル・スタイリング (1993年8月 - 1995年)
 さすがに「ブラシで梳かすだけで」ってのは言いすぎたのか、「朝スタイリングしやすいシャンプー」とトーンダウンした表現になった。
 それを象徴する例として、TVCMではドライヤーを使ってブロースタイリングをするシーンがあり、そういった経緯から「ナチュラル」という言葉が省かれている。
 2版発売された後、「エッセンシャルU」と入れ替わる形で生産終了。

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エッセンシャル・ビューティーケア (1999年 - 2000年)
 一旦途切れていた緑のシリーズが復活。 「キューティクルケア」を提唱したエッセンシャル(緑)が、今度は髪の芯「メデュラ」のケアを提唱。 300mLサイズのみ。
 トリートメントに充たる「エッセンス」は、シャンプー後に、塗布後、洗い流さすにその上からコンディショナーを重ね塗りし、その後洗い流す というケア方法を提案した。

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エッセンシャル・フリー&スムース (2014年8月 - 現在)
 一旦途切れていた緑のシリーズが復活。
 さらさら仕上げの速乾タイプで、トリートメントはラインナップされていない。


3-2:橙のシリーズ
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エッセンシャル・コンディショニング (1981年 - 下に継承)
 当初は厳密には「コンディショニングタイプ」と呼称していた。
 リンスはピンク系色だが、分類上はここに位置する。
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エッセンシャル・ダメージケア (1993年8月 - 下に継承)
 当初は「ダメージ・ケア」という表記だったが、2000年8月発売の[Db]版より中点が無くなった。
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エッセンシャル・ダメージケア・リッチプレミア (2006年8月 - 下に継承)
 「ニュアンスエアリー」はダメージケアとして登場した為、当初は橙のシリーズの一部としていたが、2014年8月の組織改革により、改めて桃のシリーズとして別扱いとする。
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エッセンシャル・リッチダメージケア (2014年8月 - 現在)
 しっとり派に。


3-3:桃のシリーズ
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エッセンシャル・ダメージケア・ニュアンスエアリー (2006年8月 - 下に継承)
 ダメージケアシリーズの別タイプとして登場。軽めの仕上がり。
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エッセンシャル・エアリーモイスト (2014年8月 - 現在)
 「ダメージケア」のサブネームが取れたのを機に、別シリーズとして制定する。 ふわっと派に。


3-4:その他
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エッセンシャルU (1996年 - 1997年)
 「少しの量でたっぷりの泡立ち」が特徴の商品。 135mLと350mL(ポンプ)の2サイズ。共にオープン価格。
 衣類洗剤のコンパクト化に製造した花王が、流通費用のコストダウンを狙って開発した商品…と思われる。
 なお時系列的に見れば、このエッセンシャルUを緑のシリーズのひとつとして組み込む見方も出来るが、ここでは別扱いとした。
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トリートメント (1985年 - 1993年)
 最初は緑にも橙にも属さない形でトリートメントが追加発売(注2)。
 1988年夏頃に「サラサラ」と「しっとり」の2ライン化。
 その後「枝毛防止」を強調し、「ストレートヘア」用と「ウェービーヘア用」の2ラインでリニューアルする。
 1994年にヘアコントロール剤「エクス・ケア」が発売されるのに連動し、エッセンシャルブランドとしてのトリートメントは一旦発売されなくなった
 (エッセンシャルのペアセットに、エクスケアのミニサイズが封入されたりしていた)が、
 エクスケアの生産終了を機に、1997年8月に橙のシリーズに組み込まれる形で、エッセンシャルとしてのトリートメントが再び発売された。



4:ラインナップ
 4-1:現在のラインナップ
 略w→ブランドサイト内商品紹介  花王サイト内製品一覧
…っていうか、この項目っているか? 公式サイトを見た方が早い&正確&詳細&明確、じゃん。
 05-09-10 毛先集中ディープケアパック(150g) 追加発売 → 12年8月に廃盤
 07-01-27 毛先集中ドライケアエッセンス 追加発売 → 現「キューティクル補修オイル」&「キューティクル補修ミルク」
 07-08-25 ヘアパック(ウルトラハニー)2種追加発売
 08-01-26 トリートメントウォーター 追加発売 → 現「キューティクル補修ミスト」
 10-01-23 ヘアメイクトリートメント(やわらか巻き髪、なめらかウェーブ、さらさらナチュラル) 追加発売 → 13年9月廃盤

 台湾・香港・シンガポールでは、日本には無い「ピュアリースムース」タイプが発売されている。

 4-2:過去のラインナップ (上記の現在展開されていないシリーズは除く)
 01-03-24〜04-03-末 毛先するするヘアパック&毛先用温熱シート
 03-04-12〜06-09-末 カラーダメージケア トリートメント シリーズ (オイルバランス プロテクトパック リペアマスク)
 12-09-15〜14-07-末 シャンプー前の高浸透ジェル

・スタイリング剤やヘアカラー剤が発売された事は無い。 2003年4月に発売された「カラーダメージケア・プロテクトパック・乾燥予防トリートメント」が、長い歴史の中で初のアウトバス製品になる。





5:ボトルと液色
 緑の1976年〜1989年 ボトル:共に透明(注3)だが、1980年頃より以前は、シャンプーとリンスでボトルの形状自体が異なっていた。  液色:共に緑系の透明色(注4)
 緑の1989年〜2000年 ボトル:シャンプーは薄めの緑色系、リンス(コンディショナー)は黄色系。  液色:共に白系
 橙の1981年〜1988年 ボトル:シャンプーは透明、リンスは桃色  液色:シャンプーは橙系、リンスは桃色系
 橙の1989年〜1997年 ボトル:シャンプーは橙系、リンスは桃色(非透明ボトルに変更)  液色:ボトル色に準ずる
 橙の1997年〜2006年7月 ボトル:シャンプーは薄めのオレンジ色、コンディショナーやトリートメントは濃いめのオレンジ色  液色:ボトル色に準ずる
 橙の2006年8月〜 ボトル:ニュアンスエアリーは桃色系、リッチプレミアは橙系(注5)  液色:ボトル色に準ずる

 ポンプサイズが発売されたのは1984年。(84年は880mL → 89年に800mL・1000円 → 95年に750mL・935円 → 00年8月に700mL → 06年8月に550mL → 10年8月に530mL → 12年8月に500mL → 14年8月に480mL へと容量変更)
 詰替用が発売されたのは1997年秋頃。(97年に500mL → 06年8月に400mL → 10年8月に380mL → 12年8月に360mL → 14年8月に340mL へと容量変更)

注3:

1978年以降、シャンプーは青・緑系、リンスは赤系の着色によるアクセントマークが添えられた紙ラベルシールが貼られている事により、区別された。
注4:
シャンプーとリンス共に〔透明ボトル&透明液体〕の組み合わせなのは、大変珍しい。
注5:
エッセンシャルで久々にオレンジ色のボトルとピンク色のボトルが並ぶ事になった。





6:TVCM出演者 (基本的にメイン出演者のみを記載。)
緑:林寛子<'76>→手塚さとみ<'78頃?>→中村久美<'81夏〜>→稲光朱火<'82春>→三田寛子<'82秋>→中森明菜<'83初>→堀ちえみ<'84春〜86初>→後藤久美子<'86春〜推定二年契約>→
 鷲尾いさ子<'89春?〜>→遠藤美佐子<'91-10>→高橋かおり<'92>→ブレンダ<'93-08頃>→川幡由香<'94>→田中伸子<'95>(スチールのみ) (ここで緑シリーズ自体が一旦途切れる)
 五明祐子、中村みづほ、角田智美<'99-03>

橙:秋ひとみ<'81初>→伏見まりえ<'82春>→(キューティクルケアのついでにCM?)→竹下景子(緑の堀ちえみと共演)<'85?>→楠田枝里子<'86?〜>→若村麻由美<'89〜>→設楽りさ子<'92秋>→
 葉月里緒菜<'94初>→渡辺満里奈<'95秋>→?<'97-09>→ シルビア羽根<'98春>→永作博美<'98-05>→ SILVA<'00-08>、山本佳代子(温熱ヘアパック)<'01-03>→島谷ひとみ<'01-11>→小西真奈美<'02-08>→竹内結子<'03-08>→
 「あの頃の私」シリーズ<'04-09>:生方ななえ,香川絵馬,長野麗,桜井裕美,内田ナナ(以上一年目),岡崎めぐみ,彩友美(以上二年目)
 「カワイイは、つくれる」シリーズ<'06-08〜>:山崎静代、Nanami、葛岡碧 、 山咲トオル、近藤圭都、関清香、西山真以、森田麻恵,
中川翔子(注6),リア・ディゾン,スザンヌ,(マーガリン&キャサリン、相沢真紀),皆藤愛子(+岩崎千明),椿姫彩菜,
劇団ひとり、アヤカ ウィルソン、青山テルマ、上原美優、古川美有、七菜香、佐々木希、吉高由里子、ビビアン・スー、マツコ・デラックス→大島優子、永作博美(1998年にも起用されている。復帰)→梨花,ローラ、TAKU<13-02>→
櫻井翔 山本美月<14-08>

U:松たか子
枝毛防止トリートメント:大内麻莉




7:備考




関連項目


注1:

「緑のシリーズ」「橙のシリーズ」という類の表現を花王側がした事は確認されていない。 わかりやすく説明する為のいわば「通称」である。
また「グリーン」「オレンジ」と表記しなかったのは、「緑」「橙」の方が文字数が少なくて済むからw
注2:
但しイメージキャラクターには、楠田枝里子や若村麻由美など橙のシリーズに出演していたタレントが同時に勤めていたので、橙のシリーズに組み込む考えも一理あるが、ここでは別扱いとした。
注6:
厳密に言えば、エッセンシャル関連サイトやTVCM内では、「中川翔子」の表記は一切無く、「しょこたん」で統一されていた…が、2008年8月より「中川翔子」の表記も確認された。
注7:
カオーフェザーブランド自体は、別商品(ドレッサー)で1986年頃まで存在。


エッセンシャル ビューティケア[Ba]
 緑のエッセンシャルの最終形態「エッセンシャル・ビューティーケア」。 黄色のコンディのボトルにはビニールラベルが巻かれています。




1976年 1978年 1980年 1982年 1983年 1984年秋〜1988年

2002年8月発売 [Dc]版            2003年8月発売 [Df]版


2004年9月発売 [Dg]版



2006年8月発売 [*a]版 2008年8月発売 [*b]版
2010年8月発売 [*c]版 2012年8月発売 [*d]版 2013年2月発売 [*d]版 型番変更無し


2013年11月発売 [*d1]版 2014年3月発売 [*d]版


2014年8月発売

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