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「ティセラ」 一覧表 (初稿:06-05-23)    〜TESSERAオールデータ〜       参:Wikiのティセラページ

(74-08 バスボン 発売)
(82-春 恋コロン 髪にもコロン ヘアコロン シャンプー 発売  (販売名は「バスボン ヘアコロンシャンプー」))

 95-03-13 ヘアコロン ローズ(桃・132) & フローラル(青・51) & フルーティ(緑・17) EAST END×YURI ♪いい感じ やな感じ
 96-03              〃                           dos ♪Babybabybaby
 96-10   ヘアコロン[?] ジューシィジューシィ (107)                  Puffy ♪これが私の生きる道
 97-04   ティセラJ(銀のボトル) ビターシトラスの香り                 ユアン&アンジェラ ♪やさしい気持ち:By chara
 97-06               〃                           ユアン&アンジェラ ♪Junior Sweet:By chara
 97-09-26 ヘアコロン   エンジェルドロップ (156)                   SPEED ♪White Love
 98-04   ヘアコロン[A] フローズンブルー (310)                    知念里奈 ♪Wing 
 98-06-26             〃                           DA PUMP ♪Rhapsody in Blue
 99-01   ヘアコロン[?] ジャングルジャングル (82)                   T.M.R(+愛里) ♪WILD RUSH
 00-01-15 ヘアコロン[?] ダンスダンスダンス (550)                   hiro ♪Bright Daylight
(00-10-01 資生堂ファイントイレタリー → エフティ資生堂 に社名変更)
 01-01-11 ヘアコロン[?] トゥインクルドリーム (01)                   ZONE ♪GOOD DAYS
 01-07-上 ヘアコロン[N] トコナッツココナッツ (30)                   ポルノグラフィティ(+藤田陽子) ♪アゲハ蝶
 02-01-中 恋コロン [a] 胸キュンピーチ (88)                      松浦亜弥 ♪桃色片想い
 03-01-10 恋コロン [b] プチセクシー (1094) & プリキュート (0910)         松浦亜弥 ♪ね〜え
 04-01-上 恋コロン [c] イチコロベリー (15) & チヤホヤチェリー (39)        松浦亜弥 ♪奇跡の香りダンス
 05-01-14 ヘアコロン[d] マジカルノートCS(シトラスからサボン) & マジカルノートFR(フルーティからローズ) 鈴木杏  ♪(不明)
(06-03-22:製造中止  06-05-22:メーカーサイトより削除)


香りナンバー解析
 132:ひみつ  51:こい  17:いーな  107:いいオンナ  156:いいコロン  310:ミント  82:ハニーorワニ  550:ゴーゴーラブorゴーゴォー(ダンス)
 01:オーワンダフル  30:サマーorサンオイル  88:ハートハート  1094:セクシー  0910:キュート  15:イチゴorイチコロ  39:桜or咲く


歴代変遷ページのティセラの項目において、馬鹿正直に「恋コロン」と「ヘアコロン」とで分けて記載した為、一般的には混乱を生じやすくなりました。
 よって時系列に沿って書く必要性を感じ、このページを作成しました)


結局ティセラを一度も使った事の無い(笑)、シャンプーマニアのオイラが、ティセラの歴史について書きます。

祖母に「バスボン」(妹品:レディバスボン)、母に「恋コロン…」(妹品:モーニングフレッシュ、しなやかコロン)を持つ、三代目「ティセラ」(弟品:ティセラJ)。
商品特徴は「香り」を前面に押し出していることだ。
 平成7年3月、資生堂ファイントイレタリー株式会社(当時)より、3香調同時発売開始。
当初はシャンプーとリンスの2アイテムで、200mLレギュラーサイズで300円 600mLポンプサイズで800円(メーカー希望小売価格)だった。
パック(チューブタイプのトリートメント)や、ウオーター(ミスト)、ボディソープなどを発売していた時もあった。(注1

 「TESSERA」って英単語を辞書で調べてみると、1:モザイク用の大理石・ガラスなどの四角片、2:古代ローマの割り符・札・さいころ用の骨片・木片、などと書かれている。
なぜこれらの意味を持つ単語を商品名としたのかは、不明。 あまり結びつきが無いように思えるのだが…?
 また、ボトルには謎の数字が書かれていた。
これは表向きには香りの開発ナンバーって事になっていたが、実は商品イメージに関するダジャレだった事は、発売を重ねるごとに一般的にも明らかになっていくw

ティセラのその他の特徴としては、旬の歌手・アーティストが出演&楽曲提供するCMで、所謂タイアップだ。
初代は「DA.YO.NE」「MAICCA〜まいっか」がヒットしていたEAST END×YURI。(YURIとは当時東京パフォーマンスドール所属だった市井由理)
シャンプーのCMなのに男が出ていたり、オイラの嫌いなラップだったりと、オイラのティセラ嫌いの原点はまさにここにあるw
 その一年後の1996年3月は、香調はそのまま(ヘアミスト追加発売)でイメージキャラクターのみチェンジ。
TV番組「ASAYAN」内の、コムロギャルソンというオーディションコーナーより誕生したばかりのユニット「dos」が担当する。
元アイドルの西野妙子(taeco)と、後に小室と結婚→離婚する(由野麻美→)吉田麻美(asami)と、後にオカマとしてカミングアウトする振付師の椛島永次(現:KABA.ちゃん)の組み合わせは、今こそ貴重で見てみたい。リバイバルくるぞw

同年10月には新香調「ジューシィジューシィ」を追加発売する。 TVCM出演&歌はパフィー。
CM曲「これが私の生きる道」は、タイトルの漢字部分を抜き出すと、
「私・生・道」→「し・せい・どう」→「資・生・堂」となる仕掛けで、PUFFYのプロデューサー・奥田民生の遊び心が垣間見える。

女子中高生を対象としたティセラだったが、それの弟分的商品として、
男が使っても恥ずかしくない、恋人同士で使えるというコンセプトの、ユニセックス的シャンプー、「ティセラJ」が97年春に発売される。
キャッチコピーは「HとIの、次のJ」。 エッチして愛し合った後のシャワーの時に…という意味合いが込められて…いた??
他のティセラより若干高めの価格設定(200mLで400円)のせいかあまり売れなかったようで、すぐに消えましたw

97年秋に「エンジェルドロップ」が発売。「天使がくれたピュアな香り」がキャッチコピー。CM曲「White Love」は、SPEED最大のヒット曲となった。

まぁこの辺りまでは順調だったのだが、その後もコンスタントに商品は発売されるものの、CM曲はそれほどヒットしなかった。

01年にはバンド性とアイドル性を兼ね備えた次世代の個性派アイドル「BANDOL」として、
ソニーが必死に売り出そうとしていた新人「ZONE」を、デビューと同時に思い切って抜擢するが、ハッキリ言って失敗した。
結局ZONEは後に3rdシングル「secret base」でブレイクしてしまい、資生堂としては「ざけんなよ!」と言いたかったと思うw

閉塞気味だったティセラに一石を投じたのが、
02年の「あやや」こと松浦亜弥の起用だった。
松浦亜弥の初CMがこのティセラであり、以降CM女王の道を走るきっかけとなる。
もちろんCM曲の「桃色片思い」はあややの代表曲となり、CMと共にパロられる。
「ティセラ×あやや」が大成功だったのは、旬のタレントを起用するのがウリだったティセラにおいて、
松浦はなんと3年連続勤め上げた事からも明らか。(ちなみに松浦以外で複数年出演したのは、2回の島袋寛子のみ)
しかもその後は「肌水」も担当させたり、主力商品「スーパーマイルド」にまで出世(?)するのだ。
いかに資生堂が松浦亜弥に期待していたかがわかろうというもの。
なお、松浦亜弥が担当したティセラのみ、「ヘアコロン シャンプー」ではなく、「恋コロン シャンプー」となっている。
これは松浦亜弥のイメージに合わせて、の配慮だと思われる。
03年度のキャッチコピーは、「女の子は、香りで変わるのだ。」(共通) 「明日の私はセクシー系」(プチセクシー) 「今日の私はキュート系」(プリキュート)
なお、この時にリンス→コンディショナー と名称変更。 
04年度のキャッチコピーは、「香り、ビューティフル。」(共通) 「あいつもイチコロ ベリーな香り」(イチコロベリー) 「チヤホヤされちゃう チェリーな香り」(チヤホヤチェリー)
なお、この時にメーカー希望小売価格からオープンプライスに変更された。

05年のティセラはかなり変更された。
まず香りナンバーがなくなっている事、
ポンプサイズが600→500mLに容量減少になった事、
ボトルデザインやロゴフォントまで変えられている事、
そして「マジカルノート」と称して、洗った時と乾いた後とで違う香りが楽しめる事を商品特徴としている。
またCMにおいても、今までガチンコタイアップだったのが、当たり障りの無いCMオリジナルのBGM。
起用タレントも、アーティストやアイドルではなく、若手実力No1女優の鈴木杏である。
そのCM内容においても、今までは出演歌手のプロモーションビデオから切り出したようなものだったのだが、
泡立ててシャンプーシーンありの、風なびきシーンありのの、ひと昔前のシャンプーCMに仕上がっていた。
95年の発売当初、シャンプーのCMっぽくないのがある意味特徴であったティセラのCM。
10年後、他のシャンプーのCMがだんだん「こじゃれて」いく中で、逆に王道のシャンプーCMに回帰していったのが、
シャンプーマニアとしてはなんだか感慨深い。そういう意味ではこの最後のCMが個人的には一番好き。
キャッチコピーは「髪が乾けば 香りが変わる。」

結局計18種類(J含む)でティセラは生産終了になってしまったのだが、
末期に売れ行きが落ちていったのには、大きく2つの要因があると思う。
ひとつは少子化により、コアターゲット層である女子中高生の人口が年々減少していった事。
もうひとつは、そのコアターゲット層である女子中高生までパーマやカラーをしまくり、髪を傷め、軽い仕上がりがウリのティセラではバサバサになってしまう事。
美髪フェチのオイラとしては、二つ目の要因はとても悲しい。
最近は少しずつ黒髪傾向がみられるようで、髪が綺麗な女子中高生が増える事を祈るばかりである。
その時こそ、ティセラから生まれし4代目が誕生する事になるはずだから。


注1
 ウオーター(ミスト 120mL・680円):ローズ、フローラル、フルーティ<96年>、ジューシィジューシィ (但しマジカルノートに試用見本品は存在している。 ウーターでは無い)
 パック(トリートメント):ジューシィジューシィ
 ボディソープ:トゥインクルドリーム、トコナッツココナッツ、胸キュンピーチ

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