TOPへ  「シャンプーコラム…?」 
 #01 #02 #03 #04 #05 #06 #07 #08 


第8章 ■このサイト名■(初稿:06-06-22)
 このサイトは現在公式的にはどこともリンクを貼ってない(勝手に貼られているのはあるかもしれないが)ので、Googleなどの「検索」により、存在を知って訪れた方が多いと思うのですが、
皆さんはこの「シャンプーマニア」というサイト名を始めてご覧になった時、どう思ったでしょうか?
タイトル名からして、所謂シャンプーフェチな人向けの、シャンプーしている泡まみれの女の子の画像が掲載されていると思った方もいるのではないでしょうか?
ところがそんなもんはどこにも無く、
またシャンプーCMサイトかと思いきや、動画がアップされているわけでもなく、
それどころか画像すらほとんど無い。今時潔いぐらいにテキストオンリー。
 では、あまり見かける事の無いレアでマニアックなシャンプーについて書かれているのかと思いきや、
ごくごく聞きなれたシャンプーについて、ただ書き連ねているのみ。
しかもあえて使用感とか成分のネタではなく、一般的にはきっとどーでもいいであろう、型番がどうの〜パッケージがどうの〜って話で。
「シャンプー姿に萌えるマニアではなく、『シャンプー剤』自体のマニアかよ!!」というツッコミの声が時々聞こえてくる…ような気がしますw
そんなマニアもいるんですよ、この広い世の中には。それを知らしめる意味もあるんですけどね、このサイトの立ち上げ理由の一つには。
いや、皆さんがどう思い、どう受け止め、どう付き合うかはもちろん自由なんですが。もちろん無視するのも自由。
こんなサイト、フツーありえないですよね。
まぁ無いからこそ、いくら待っても今後も誰も扱いそうにないからこそ、自分で作るしかないと思い、今に至るわけですが。
逆に言えば、上に挙げたシャンプープレイサイトも、美髪画像紹介サイトも、シャンプー使用感レポートなども、もうすでにいくつかあるようなので、それなら先駆者で長けている人に任せておけばいいや…と。

実はオイラとしてはこのサイトは、広義的には「美髪」サイトのつもり…なんです。
髪フェチサイトは結構多く、ロングヘア、断髪、シャンプー、髪型、…などと多岐に渡るのですが、意外と「美髪」に特化したものは少ないので、あってもいいかなぁ…っと。
ただ今のところこのサイトは、かなーりシャンプーに特化してしまったってだけでw
…っていうか、オイラにはそれぐらいしか書くことが無いもんで。

まぁ普及帯シャンプー、及びそのCM考察に関しては、ちょっとは自信はありますが。(誰もやってないだけw)
オイラには掲載出来る美髪写真とか無いし、せめて昔のシャンプーのボトルの画像とかあればサマになるのかもしれないですが、残念ながらそれも無いし。
もうここまでくるといっそのこと、逆手に取り、どこまでもシンプルに行こうか…と。
むしろその方が今は逆に目立つ?? まぁそれはほとんど言い訳なんですが(w)、
データサイト的な意味合いは当初から強めたいと思っていたので、その辺は力を入れてマメに更新とかしていってるつもりです。気づいている人がどれほどいるのかわかりませんが。
(その為には、画像はむしろジャマだったりする?)
そんなサイトの性質的に、何かを調べに「検索」により訪れてもらうのが最も適していると思うので、そういう意味でもあえて(今のところ)リンクを貼ってないんです。
…っていうか、どこに貼ってもらおうか…って考えると、適した場が無いんだよなぁ。
髪フェチ系とか、シャンプーフェチ系とかだと、どうも「ズレ」ている気がして、却ってお互いにとって迷惑なような気がして…。

一般的にシャンプーCMファンっていうと、前述のように頭に泡立てて洗髪しているシーンや、その泡を流すシャワーシーンに興味があると思うのですが、
オイラはそのあたりのカットには実は「そこそこ」にしか興味が無く(それでもそこそこには萌えますw)、
その後のキューティクルキラキラの後ろ美髪映像こそ、目的なのです。
泡派や濡派ではなく、美髪系のシャンプーCMマニアなんです。
そもそも幼少のオイラにとって、日々TVから流れるシャンプーCMが、美髪フェチになったきっかけであり、延いてはシャンプー剤自体のマニアになった理由なのですが。
この辺も結構変わっていると思うのですが。 まぁシャンプーCMマニア界(w)では「異端児」でしょうね。
元々マニアって言葉自体に「異端」って意味合いがあるので、「異端」の中の「異端」で、むしろ「普通」?

シャンプーシーンに「そこそこ」しか興味がもてないってのは、実はシャンプーCMには、ヘアケア的に言えば正しいシャンプーシーンが少ないから、ってところもあるのです。
あからさまにカタチだけの、頭の上をただゆっくり撫でているようなのは、(撮影の都合上もあり)まぁ仕方ないとしても、
長い髪の毛を泡の中でこねくりまわしたり、最近でこそ無くなりましたが、ひどいのになると毛先の揉み洗いとかありましたもん。
美髪フェチとしてはその辺がどうしても気になってしまって…。
「なめらかツヤツヤ」とか言いながら、そんな間違った洗い方されてもなぁ…ってCM見ながら思いましたもん。

シャンプーに詳しくなる為にはシャンプーCMにも詳しくないといけない。
シャンプーCMに詳しくなる為には、当然シャンプーそのものにも精通しとかないといけない。
2つは表裏一体なのです。
両方詳しいオイラ(自称)だからこそ、書けるモノがあると信じて、頑張っているんですが。
だって世間一般的に、商品名とメーカーとCM出演者の3つの組み合わせって、結構いい加減だなぁーとしばしば感じるので。




第7章 ■商品としてのシャンプー■(初稿:05-08-27)
 女の子は化粧する事、延いては口紅などの化粧品自体に憧れる時期があるらしいのですが、
(少子化の今はともかくちょっと前までは)子供が化粧をする事は、親に当然のごとく禁止させられていました。
そんな女の子達の欲望の、わずかながらの吐け口・矛先となったのが、毎日使う(事を許された)シャンプーなどのヘアケア商品だったのです。
だから化粧する以前の女の子達は、シャンプー類に異常に関心を示すし(まぁオイラには適わないが)、
友達同士でも「○○って、どんなシャンプー使ってるのぉ?」とよく話題になったりもします(オイラも加わりたかった…)。
だけどそんな女の子もやがて化粧する女になったら、当然本命のコスメの方に興味が移り、
それに反するようにシャンプーのブランド名と会社名があやふやになったりするのですが。
だから女性は、自分が小学生ぐらいの時に使っていたりTVCMしていたシャンプーを、目を輝かせて懐かしがるのである(オイラは興奮して吼えたりするのだが)。
 ちなみにオイラはいわゆる「第二次ベビーブーム世代」なんですが、オイラが小学生高学年の時は香りシャンプー全盛期で、
「恋コロン」を筆頭に「ピュア」「フルーツシャワー」「ブローコロン」「ラブジュ」など、
色とりどりの乙女心をくすぐるシャンプーが揃っていました。そういう意味では今のシャンプーでメルヘンっぽいのはティセラぐらいかな。
(ハーバルはCMを見る限り、とてもメルヘンではないよな…)

 シャンプーという商品は、コスメ的側面と、生活消耗品・雑貨的側面の両方を持ち合わせています。
美しくなりたい…という美容的キレイさと、
清潔でありたい…という衛生的キレイさの、
2つの異なる「キレイ」を叶える為の商品です。 単なる洗浄剤に留まらないからこそ、女の子が興味を持てるのです。
それを証明するわかりやすい例……かどうかはわかりませんが、化粧品部門の資生堂から「マシェリ」というシャンプーを出しつつも、トイレタリー部門のFT資生堂からも何種類もシャンプーを出しているのです。
カネボウもそうですよね。これって面白いなぁ…と感じています。
 ただそうは言うものの、どうしてもシャンプーは化粧品と比べると2軍的ポジションですよね。格落ちって感じ。 やっぱ世界が違うんですね。
CM出演タレントなんか見ても、下積みアイドル系時代はシャンプーで、人気主演女優になれたら化粧品にステップアップ…って傾向が見られます。たまに化粧品のCM枠から溢れた女優がシャンプーCMに出たりして。
まぁそれも仕方ないかなぁ…って気はしますが。価格の桁が違いますしねぇ。

 他の洗浄商品、ボディソープ・食器洗剤・衣類洗剤などと比べ、種類(ブランド)が多いのも特徴です。
しかも同ブランドの中でもさらさら・しっとりなどの希望仕上がり別、香り別、硬い髪用&柔らかい髪用などの元々の髪質別(最近はあまり無いけど)、
カラーケア用、クレンジングタイプ…など、細分化されています。
そこまで個々の顧客の要求レベルが高いのでしょう。
老若男女、ほとんどの人が毎日使う商品が故に、各社力を入れて広告します。
元々の単価が安い商品なので、金銭的にはもっと大きい産業はたくさんあるとは思うのですが、全国放送のTV番組の、しかもゴールデンタイムという特等席でもバンバンCMを流しています。
以上の点からもわかるようにこの市場はなかなかの激戦区で、現在不動のトップブランドである「ラックス」でさえ、シェアが約10%らしいです。
そこに新規ブランドが割り込む事はかなり難しく、だからこそ近年「アジエンス」が色々と話題になれたのです。

 正直90年代以降、商品的には目立ったトピックもない業界だと思います。
安定期…と書けば聞こえはいいですが、裏返せば膠着状態で、売り上げも横這いか、むしろ縮小気味です。
歴史的なモノを簡単におさらいすると、戦後は週に一度洗えれば贅沢だった洗髪を、
5日に一回、3日に一回…と、業界が洗う回数を徐々に増やす啓蒙広告を打ち出すことにより一人当たりの使用量を増やし、それが延いては販売量・売上高を上げて業界は成長。
単なるフケ・カユミを取り除く洗髪粉から、香りというゼグメントを取り入れ、やがて「キューティクルケア」や「髪の水分量」などという化粧品的美への方向性を打ち出しながら更に発展。
やがて80年代に入り業界の努力の結果、毎日のシャンプーが定番化してしまうと、更に消費量を上げるため、一日2回を目指すべく、80年代後半には朝シャンなるものを流行らそうと、リンスインシャンプーなどを開発。
(余談ですが、現在所ジョージがCMしているアサヒ社の朝専用缶コーヒー「WONDA モーニングショント」と、かつて斉藤由貴がCMした資生堂「モーニングフレッシュ」が、非常によく似ていると感じるのは自分だけでしょうか?)
時には洗面台メーカーと協力して、朝シャンドレッサーを販促したりして。
90年代前半のバブル期には、レギュラーボトルで希望小売価格500円を設定した商品も続々登場(植物物語も昔は高かった…)し、シャンプーも文字どうりバブル化w
ドライヤー、シャギーカット、パーマ、カラーリングなどの一般化により「ダメージケア」を謳うのが当たり前の状況にもなりました。
だが朝シャンブームが去った後はこれという新機軸を打ち出せず頭打ちな状況で、さらに平成不況に沿うように売り上げも減少、仕方なく価格を値下げ。
エコ風潮に推されて詰め替え用の発売により更にデフレ化。
やがて長い不況の出口がようやく見えかけた2003年末に、やや高価格の商品であるアジエンスがヒットして……。
こうして振り返って見ると、シャンプーってのは身近だからこそ、日本経済っていうものをうまく表している商品なのではないか…と勝手に思ってるんですが。

 シャンプーマニアとしてこのサイトを立ち上げて初めて、シャンプーという商品の今まで見えなかった魅力に気づいた部分もあります。
面白い研究対象なのに、まだあまり手を付けられていない。
機会があればマーケティング側面から研究してみても面白いかも…とは思っているのですが。(数値資料ってどこで手に入るのだろう…)




第6章 ■世間の認知度■(初稿:05-04-03)
 このデータサイトの情報源の半分は「インターネット」です。(あとの半分は自分のかすかな記憶とわずかな資料と偶発的な情報など)
各シャンプーメーカーサイトが主なんですが、古い情報なるとメーカーにはあまり残って無いので、各アイドルサイト、各CMサイト、各髪フェチサイトなんかの方が参考になります。
コツコツ地道にgoogleなどの検索サイトで適当にシャンプー名やタレント名などを掛け合わせて手当たりしだい調べたりします。予想…というか、推理力もいります。結構疲れますw
最近はネット上に散らばる情報もほぼ調べつくした感があるので、かつての金山から流れる川の底の土をザルで掬い、砂金を探しているかのような心境です。
た…ただですね、
それらのサイトの、商品に関しての記載はオイラから言わせれば正直甘いといいますか、適当・間違いだらけというか、データ不足ですね。
「○○」篇などのCM名称はなかなか調べられないので仕方ないのですが、
放映年しか書いてないのはどうかと。移り変わりの激しい世界なので、年単位ではデータ不足です。月まで書いて欲しいな…っと。 …でないと、タレント変遷の順番とかどっちのアイドルが先か…とかわからないんだよねぇ。
まぁ彼らにしてみれば、画面に出てくる美少女なんかがお目当てであり、扱っている商品なんかどうでもいい、むしろジャマなわけですから、仕方ないといえば仕方ないんですが。

シャンプーのCMに人一倍興味があるであろう髪フェチサイトでさえ「花王のダブ」とか書いちゃってますから。
花王じゃなくて日本リーバ。ダブじゃなくてダヴ。
メーカーも商品名もわかってないのです。
自分なんか「え?衣類洗剤?」って一瞬思って、それは「花王のザブ」だろ!って一人心の中でボケツッコミしたのだが、
よくよく考えると「花王のザブ」の方が文字的にはよっぽど近いよな…と思ったりして。
TVでもゴールデンタイムでCMをバンバンしていて、ほとんどの人が毎日使う身近な商品のハズなのに、
意外と商品名って覚えられていないもんだなぁ…っと痛感してました。世間のシャンプーに関する認識なんてこんなものなんですね。

身近過ぎるせいなのか、灯台下暗しなのか、注目されているようでされていない。もっと注目してあげてもいいじゃない!
あまりにもないがしろにされているシャンプー達が可愛そうで寂しそうで…。
メーカー・商品名・出演タレント、この3要素を正確に記しているサイトがあるべきなんじゃあないだろうか。
こりゃシャンプーマニアな自分が、少しでも正しく継承・発信していかねば…と勝手に思いまして、
それがこのサイトを作った動機のひとつになってたりもしてます。
身近な商品だからこそ、専用サイトがあってもいいじゃない…と。
自分がシャンプーのポジション・格付け・注目度を上げてやろう…とまで書けば大ゲサですが。
 まぁシャンプーのデータサイトなんて日本初(自分調べ)でしょうからねぇ。
それだけでも存在価値はあると勝手に思っているのですが。
誰も注目してないのなら、自分がまずツバ付けちゃえば、オンリーワンでパイオニアで目立ってオイシイかも…ってな気持ちも正直あったりしますが。

で、まぁ前述のとおりネットでシャンプー情報を調べていますと、色々間違いにも出会います。
その中でもよく目に付くのが、から20年以上前にライオンから発売され、工藤夕貴がCMしていた事で有名な「フルーツシャワー」シャンプーについて、です。
この「フルーツシャワー」というシャンプーは、香り別に3タイプありまして、それぞれレモンライム(黄)、ラズベリー(赤)、グリーンアップル(緑)の香料を固めた仁丹のようなものが、透明ボトルに入っているシャンプー液の中にぷかぷか浮かんでいて、これを「フルーつぶ」とメーカーでは名付けていました。
「フルーツ」+「粒」の造語なのは言うに及ばずですが、振ってから使うのを推奨していたので、「振る」っていう単語にもコソッと掛けていたと思われます。
で、使用時は液体と一緒にそのフルーつぶが流れ出る(1回あたり5〜6粒が基本…らしい)のですが、地肌や髪を洗いながら指の腹などでその粒を潰す(ダジャレw)事により、フルーツの香りがホワッと香ってくる…いう遊び心溢れた奇抜さから、当時の小学生=現在30代を中心に今でも多くの人の記憶の中にある製品なのですが、
そのワリには実は名前があまり知られていない商品の代表なのです。
 素人(笑)が間違えやすいミスは、「フルーつぶ」シャンプー。 これが実に多い。半分以上はこの種の間違いです。
「フルーツインシャワー」って誤表記も結構見かけます。 これはハウスの「フルーツインゼリー」と混同していると思われます。(カノッサのせいでこの間違いが広まった)
ひどいのになると資生堂の「恋コロン」や花王「ピュア」などにフルーつぶが入っている事になってます。
ちゃんと「フルーツシャワー」と名前を覚えている人は、二割いないんじゃないでしょうか。
(5年後述:このサイトのおかげで、三割ぐらいにはなったw)

何故に「フルーツシャワー」シャンプーは、「フルーつぶ」シャンプーと覚えてしまっている人の方が多いのか。
ひとつは「フルーつぶ」という存在自体が、ダジャレなネーミングも含めてあまりにもインパクトがあった事。
また御丁寧にシャンプーボトルの表側にも大きく「フルーつぶ」と書かれていて、特徴・ウリであるが故にCM内でもアピールしてた事。
そして「フルーツシャワー」という肝心の商品名が、CMやボトルではアルファベットで表記されていて、このフルーつぶにもっとも衝撃を受けたであろう当時の小学生達は、
「FRUIT SHOWER」をなんて読んだら良いのかわからなかった事。(当然CM内では商品名を連呼してはいるのだが)
これらの要因が「フルーツシャワー」シャンプーを「フルーつぶ」シャンプーにさせてしまったのではないか…と推測されます。
実は「フルーつぶ」が混入されているのはシャンプーのみで、フルーツシャワー・リンスにはその使用状況上「フルーつぶ」は入っていないのです。(芸が細かい事に、リンスのボトル表の記載はシャンプーと変えていて、「フルーつ!?」になっている)
よって「フルーつぶリンス」という商品名だとおかしいのは、よくよく考えたらわかるのですが…まぁ小学生だから…ね。

 これは一例ですが、こんな間違いが継承されないように、間違いが正されるように、このサイトが力になれればいいな…と密かに思っているのです。




第5章 ■買うシャンプー■(初稿:04-12-28)
 「結局シャンプーマニアのアンタは、どんなシャンプー使ってるの?」
こんな疑問を持った方がいても当然だと思いますので、先に答えておきます。
結論から先に言うと「様々」です。
「シャンプーマニア」だからこそ、特定の商品に決めてません。複数の商品をほぼ同時進行で使ったりしてます。

このサイトでは基本的にシャンプーの成分や使用感など、いわゆる「中身」についてはほとんど語りません。
それは結局 「この使用感はすべての方に実感されるものではありません」 だから。
この手の商品は個人差がかなりあるもので、結論としては各々で試してみないとわからないから。
だから自分ひとりの体験感想を書き連ねても参考にならないし、もっと言えばして欲しくない。
意味と意義が無いから書かないのです。

自分の場合は中身で商品を選ぶことってあまり無いですね。…っていうか、選べないっていうのが本音。上記のように結局使わないと使用感とかわからないわけだし。
一回買って使ってみて、使用感が最高に良かった商品だとしても、結局シャンプーマニアだから他も使いたくなるし。
んでどの商品も2年もするとリニューアルして中身が変わり、ついでにCFキャラやイメージまで変わるので、自分の中ではもう別物扱いになります。
例えばラックスなんか今まで何度か買いましたが、同じ型(バージョン)を買ったことは無いです。
「あー新しくなったー。今度のCMもいいなぁ。じゃあ今度試そうか」って感じで。
今まで型番まで含めて同じ商品を買った珍しい例といえば…。仲間由紀恵のスーパーマイルド[V]、山本佳代子のムーア、ぐらいかな。 両方とも使用感、CMともに高レベルで気に入っていたので。
(後述:石田ひかりのピュア(サラッとタイプ)も2回買いました。)
リニューアルによる違いも含め、常に違う商品を選ぶのなら、結局その優先順位、選択基準は何? って話になるのですが、中身がわからない以上、やっぱり外見…といいますか、イメージやCMとかって事になるんですね。 自分はシャンプーCMマニアでもあるんだし。

前回のコラムで「好きなシャンプー」とか書きました。
あれは主に使用感ではなく、広告・イメージ・コンセプト的な視点で書いたものですが、実際自分が使うシャンプーもやっぱり自然とそれに準じたものになってしまいます。
…というのも、自分がシャンプー選ぶ大きな理由として「CMが気に入ったから」っていうのがあるから。
例えばこの前「水分ヘアパック」を買いました。理由はCMの後姿の髪の恍惚とする美しさに敬意を表して。
別に「あのシャンプーを使えばあの髪になれる」と信じているワケでなく、
あのCMが気にいった、支持する、という自分の意思を形に表す手段として身銭を切り、そしてそのCMを作った企業にわずかばかりの気持ち=お金を送りたいわけです。
企業としては「CM気に入ったんなら、ごちゃごちゃ言う前に商品買ってくれや」ってところでしょうから。
…ってわけで近々「ラックス」を買うと思います。(「First Strike」篇 が気にいったので)

あとこれも上記に近いのですが、ポンプサイズのペアパックがよく売られているじゃないですか。あれのパックの中に入っている「台紙」が気に入った時はつい商品を買っちゃいます。
色々試すという意味ではレギュラーサイズで十分なんですが、やっぱり根っからのシャンプーマニアであり、髪フェチでもある自分は、
台紙のコピー(文句)にそそられたり、髪に良さげな成分が染み渡るイメージ図とか、美しい髪モデルの写真とかが欲しくなったりするんです。
それにポンプサイズを買っちゃうもうひとつの理由としては、最近はレギュラーサイズを置いてない店や、レギュラーサイズ自体を発売していない製品も多いですから。新発売時のお試し価格レギュラーサイズペアパックとか重宝してたんですがねぇ。

レギュラーサイズで十分なのにポンプペアを買っちゃうもんだから、はっきりいってかなりストックが溜まってます。来年一年はまったく買わなくても済むぐらい…っていうか、衝動買いを控えないといけない状態です。シャンプーも劣化しちゃいますしね。……ちょっと反省。
同時に数種使用している為もあり、なかなか全体量を自分でも把握し切れないのですが、確実にリットル単位で残っていますね。
何しろ島谷ひとみが亜麻色の歌を歌う前のエッセンシャル ダメージケアのポンプセットが丸ごと残っているぐらいだから。
それだけ昔は商品につい手を伸ばしたくなるような、名作シャンプーCMが多かったんですね。
そういう意味では幸か不幸か今年はいいシャンプーCMが無く、結果的に今年買ったシャンプーは、上記の「水分ヘアパック」だけだったので、ちょっと減らせました。
それで何故「ちょっと」しか減らせなかったのかっていうと、懸賞で当てた製品もあるから。(フィーノとか)
まぁ基本的に使用量が少ないんですよねぇ。短髪ですし、シャンプーマニアだけど、毎日シャンプーするとは限らないし。ポンプサイズで4ヶ月以上もちますし。

そんなシャンプーマニアな自分ですが、買うのはもちろん、今まで一度も使った事の無いブランドも結構あるんです。
例えば「モッズヘア」とか「ヴィダルサスーン」。理由は前述のように単純に商品イメージが好きじゃないから。今後も自ら買ってまで使うことは無いでしょう。
嫌いな「メリット」については、やむにやまれず一度だけ使ったことがあります。 ……二度と使わないと心に決めました。
話題のアジエンスは今母が愛用しているので、使う機会はあるのですが…なーんか使う「気」にならないんですよねぇ。やっぱイメージが合わないのかな。
それでも…まぁマニアとしてたった一度だけ試しましたけどね。別に仕上がりとかは悪くなかったのですが。
「ハーバルエッセンス」も伊藤裕子さんバージョンはCMが気に入ったので買って使いましたが、今のP&GのCMではとてもとても買う気には…。
ややマイナー系の「ラビナスアドバンス」「エメロン」「サロンスタイル」なども使った事ありません。 これには深い意味は無い。マイナーが故の結果。

自分でも意外な事なんですが、、実は「植物物語」も今まで一度も使った事がありません。発売から10年以上経ちますが。
これにも特に深い意味は無いんですけどねぇ。単にめぐり合わせが無かったってだけで。
機会があれば一度は買ってもいいかな…と思いつつ、たいした機会が無かったので、今日まで来たって感じで。
まぁたしかに起用タレントとか趣味に合わなかったんですが。
幻となった蒼井優の植物物語シャンプーCMがあれば、絶対買ってたでしょうね。
今でこそ植物物語は「安いシャンプーの代表」にみたいになっていますが、発売当初は今で言うアジエンスのポジションにあるような「ちょっと上のランクのシャンプー」でした。
当時は「バブル」で、シャンプーすらもそれなりに高い方が売れていた時期だったんです。貧乏学生な自分にはちょっと手が出せませんでした。
コンビニなんかでは220ml入りのレギュラーサイズが500円で売られてましたからねぇ。
それが今ではドラッグストアの前で550ml入りのポンプが398円ですから。
シャンプーだけに「バブルが弾けた」ってところでしょうか。 植物物語の落胆ぶりはまさに日本経済ですね。

シャンプーマニアとして決めている誓いのひとつに、「シャンプー類は出来るだけ最後まで使い切るようにする」っていうのがあります。
いくらシャンプーマニアといえども、例えば上記の台紙だけ抜いたら後はポイッとはしたくない。ライダーカードの為にライダースナックを捨てるような事はしたくない。
シャンプーマニアだからこそ、シャンプーに人並み以上の思い入れがあるからこそ、シャンプーを最後まで使うべきなのではないか……って事で、少々仕上がりが悪かったとしても、文句いいつつなんとか使うようにしています。
だから大量に残っているシャンプーも、なんとか使うつもりです。 最悪、人に譲るかオークションで売るか…。
そんな自分なんですが、過去に一度だけ我慢ならずに捨てた商品があります。
少々どころかあまりにもおかしい仕上がりで。こんなの人に譲れない…と。
それがライオン社の製品だったんです。その時のトラウマでライオン社の製品は中身的にマイナスイメージ持ってしまっています。
だから思い起こせば前述の植物物語にしても、無意識のうちに避けていた部分は正直あるかも…。

在庫をかなり抱えている自分なんですが、そんな自分がつい買っちゃいそうになる商品やCMを、これからも期待したいです。



第4章 ■好き嫌い■(初稿:04-12-19)
 このサイト全体を見てもらえばなんとなく気づいている人もいると思いますが、、ここで対象としている同じポピュラーシャンプーの中でも、私の好き嫌いはあります。
もちろん使用感・仕上がりによる、いわゆる中身での好き嫌いも当然ありますが、それはとりあえずおいといて、
今回はこのサイト的に、商品イメージとしての私の好き嫌いを少し書きたいと思います。

まずキライなのがなんといってもメリット。
最古参ですが、ずっと最キライです。
垢抜けてないじゃないですか。
あの緑色にはおっさん&ばばあ御用達のイメージしかない。

次に嫌いなのがヴィダルサスーンやモッズヘアですね。
外資系…といいますか、元々黒髪のツヤLOVEな自分としては、TVCFに出演している西洋人の乾いた髪は好きにはなれません。
おしゃれすぎる…といいますか、ファッション色が強いのが派手でイヤですね。
さらにこれらのブランドは、サロン系の流れを主張する製品であるってのもマイナスポイントです。
サロンといえばカラーやパーマなわけで、
(髪を傷める)カラーリングやパーマを助長・応援する…つまり支持するみたいで、髪フェチとしては許せない。
カラーやパーマは髪にとっては「敵」ですから。
ちょっと前までは髪を染めることを「ヘアダイ」とよく言われていました。
ヘアダイ=[hair die](髪、死ぬ)とはよく言ったもので(注:本当はhairdye)
そういうイメージを隠したいから、「カラーリング」なんて言葉に美容業界は変換したのでしょうけどネ。
ましてや自分は黒髪キューティクルフェチですから、ね。
そういう意味ではシャンプーと同ブランド名でカラーリング剤を販売しているマシェリなんかも、イマイチ好きになれませんね。
ただ今の鈴木えみの「マシェリ 透明感ヘアカラー」のCFは、保存しましたけど(w
同じ外人でもラックスはギリギリセーフ。
アジエンスは、黒髪東洋人なので、その点では問題なしなのですが、あのCMはキライ。
なぜならあれはチャン・ツィイーのプロモであり、決してシャンプーのCMしてないから。

あと着飾った髪は好きではない。自然な感じの髪が好きです。
髪、そのものの美しさで勝負して欲しいって気持ちがあるので。
スタイリング剤やカラーリング剤をほとんどフォローしないのも、このような理由からです。

実はダメージケアを謳っているのも、昔はあまり好きではありませんでした。
「え、なんで? 傷んでない髪がいいんでしょ?」と、思われるかもしれませんが、
傷んだ髪用を選ぶって事は、髪が傷んでいるって、事に繋がるわけでしょ。
傷んだ髪はもちろん、髪を傷める女性、並びにその無神経さ、
気遣い、優しさの無さ、性格がキライだから。
髪フェチとしてはあくまで贅沢な理想なんですが、
ずっと生まれたての健康な髪を大切に維持しているのがいいんです。
だからあまり補修剤系もこのサイトではフォローしていません。
つまり「健康な髪」用のシャンプー、並びにそんなシャンプーの為にあるような髪、並びにそんな髪やシャンプーが似合う可愛い女の子が好きなんです。

ただ最近はほとんどのシャンプーで何かしらのダメージケアを謳っているので、
もう麻痺してほとんど気にならなくなりましたけどね。
っていうか、気にしてたらこのご時世、シャンプーマニアなんて出来ない(w

まぁそういう事を総合して現役で活発的に販促している中で、一番好きなシャンプーは…
「スーパーマイルド」になっちゃいますかね。
(今現在生産中止されている物も含めれば、ランキングは変わりますが)
結局行き着くところは「シンプル系」なんですよ。
その次が…エッセンシャルかな。
でもこれは、現存するオレンジのダメージケアっていうよりも、
昔まであった緑ラインの「キューティクル・ケア」の功績が未だに強いですね。
「キューティクル ケア」
私にとっては萌える言葉です(w  …いや、マジで。
「キューティクル」と言うものを私たちに教えてくださった
「エッセンシャル」に私は敬意を表します。
「天使の輪」というこれまた萌えな言葉を作ってくれた事も合わせて。
あと最近はTVCMとしては「ダヴ」に期待しています。
出演している方は華やかさ若々しさは無いけれど、キレイな髪してますし。

そんな自分にとっては今の美容業界 並びにシャンプー事情は決して明るくは無いけれど、
キレイな髪の女の子が増えること、そしてそんな女の子の為のシャンプーやCMに期待しています。
…っていうか、もっと頑張れ、日本メーカー!



第3章 ■一番好きなシャンプーCM■ (初稿:04-10-10)
 このネタはもう少し後に書こうかと計画していたのですが、掲示板初投稿者の方が「牛乳石鹸」ファンっていうのを見て、火が付いちゃいました(w

自分は全てのシャンプーCMが好きなワケじゃあありません。
興味を惹かれない物も多々ありますし、キライな物すらあります。
特に最近のシャンプーCMは、企画・演出的にも、画面に出ている髪のレベル的にも、イマイチなのが多くてちょっと不満です。
出来のいいCMだと、やぱりその商品自体気になって買っちゃうし、これが不思議と髪にも合うもんだから、また買ったりするし。
 そんな自分にとって、「牛乳石鹸」社はシャワランのピークを過ぎてからは決してメジャーとは言えないけれど、
少なくとも自分にとってはいいシャンプー、そしていいシャンプーCMを作ってくれてました。
ちょっと時代遅れでベタなCMが多いんですが、そこがイイと言いますか、
流行やファッショナブル性を追う(宿命を否応なしに背負われた)メジャーなメーカーでは作れない「王道」のシャンプーCMを制作してくれて、私を楽しませてくれました。

 そんな牛乳石鹸のシャンプーCMの中で、忘れられない…っていうか、自分にとって忘れてはいけないCMは、
1992年の春に発売された「ムーア スーパーコンディショニング」っていう商品の、
秋に放送された「山本佳代子さんが出演されたバージョン」です。
 まず悲しいことにこの「ムーア スーパーコンディショニング」という商品が、ほとんど知られていない。 メーカーからしてマイナーだから。
 そしてこの「山本佳代子」という人物もあまり知られていない。
このマイナー同士の組み合わせのCMを知っている人は、どれぐらいいるのだろうか。
ましてや、それを「好きだ!」と言える人なんて、世界で自分ひとりなんじゃねぇか? とか思ってしまっているのですが…。

当時花王から「エッセンシャル コンディショニング シャンプー」(今のダメージケアの前身)っていう名称の商品を販売していたのですが、
それに対抗心向きだして「スーパー」 コンディショニング シャンプーって名づけた子供っぽさに「拍手」ですね。
ちなみに「ムーア スーパーコンディショニング シャンプー」が発売されたわずか半年後に、
カネボウから「アイブ スーパートリートメント シャンプー」っていうのが販売された時も、笑わせていただきましたけど。
ボトルの形とか可愛かったし、商品の中身も優れていたと思います。
牛乳石鹸にもっと販売力・営業力があったなら……! もっと評価されるべき、もっと長く売れ続けるべき商品だったと思います。

…で、肝心のどんなCMなのか って話なんですが、
すごくシンプルなCMで、真っ黒なスタジオの中で、サラサラの髪を見せつけまくるっていう、髪フェチの為に作ったようなCMなのです。
ぶっちゃけスゴクきれいなツヤツヤの髪って程でもないのですが、演出や絵の作り方でそれなりに美しく感じさせてくれました。
 で、そこに出てくる女性…ていうか女の子が、当然既述の「山本佳代子」さんです。
…だからそれっていったい何者?? って思った人もご安心を。
そんな人の為に、これまたすごいのですが、きちんとCM内で紹介されているのです。
CM中画面右下隅に
「 国民的美少女コンテスト
 モデル部門賞 受賞 山本佳代子」  …と!

名前だけのテロップっていうパターンは、昔は結構あったのですが、
たかが部門賞ごときで偉そうに長々しくテロップが入るのは、珍しいと思います。
国民的美少女コンテストっていうのは、オスカープロモーションっていうモデル・芸能事務所主催で行われる美少女先物買いオーディションで、
例えば米倉涼子や上戸彩がこのコンテスト出身で、「グランプリより審査員特別賞の方が大成するヘンなコンテスト」として有名です。
ちなみに勘違いされる方が多いのですが、後藤久美子はこのコンテスト出身者ではありません。
初代グランプリは藤谷美紀さんです。んで2代目は細川直美。
(3代目は……オスカー内では無かったことにされてますw)
この二人はこれまた牛乳石鹸社の「デイアップ」というシャンプーでなんと共演をされてます。(ムーアより前)
そういう意味ではオスカーと牛乳石鹸は、仲が良かったんでしょうかねぇ。
第4回全日本国民的美少女コンテストのモデル部門賞は、
今もモデル&女優として活躍している「石川亜沙美」さんで有名なのですが、
次のこの5代目であるこの山本佳代子さんは、ほとんど知られていません
ちなみに某FM局で活躍されている同姓同名の方とは別人です。

この「ムーア」のCMは、もうほとんど山本佳代子のプロモーションビデオと化してます。
牛乳石鹸社、オスカーに騙されてます(w
そういう意味では今のCMで言うと、チャン・ツィイーのプロモに成り下がっている「アジエンス」のCMに近い部分はあるのですが、
ただアジエンスと決定的に違うのは、どのシャンプーCMよりも髪そのものがキレイに見えるように撮ろうとしていたところです。
牛乳石鹸社、オスカーに騙されて正解です。感謝します(w

あとこのCMで自分が気に入っているのは、ナレーションである皆口裕子さんの声です。
「ねるとん紅鯨団」の初代ナレーターや、アニメ「YAWARA!」の猪熊柔役の声優として有名な人なんですが、
柔らかく、しなやかでやさしい声が、シャンプーのCMにピッタリ。
あの声で「ミルクエッセンスが、髪の中まで浸透」とかって言われると、
浸透力が30%はアップしそうな気がします(笑)。
しかし皆口さんのファンサイトに行っても、この「ムーア」のCMナレーションの仕事をしていた経歴が見当たらないってのは、どういうワケだ??
…って、それだけマイナーなシャンプーって事なんだろうなぁ。

余談ですがこのムーアのCMが放映されている頃、「ミラクル☆ガールズ」というアニメが制作&放映されまして、
そのアニメの第一話(1993年1月8日放送、第一話「曇りのちみかげ」)内に、この「ムーア スーパーコンディショニングシャンプー」が出てくるんですよ。(ピンクの「やさしい香り」バージョン)
ひょっとしたらよく見たら微妙に名前とか変えていたのかもしれないけれど、もう誰がなんと言おうと「ムーア スーパーコンディショニングシャンプー」です、あれは。 
東京の放送では牛乳石鹸がスポンサーだったのかなぁ? …って思っちゃうほどにしっかり細かく書き込まれていた記憶があります。
なんか…すげぇ興奮しましたね。あれを見た時は。
よくぞマイナーな会社の、マイナーなシャンプーを取り上げてくれた! って感じで。
それ以来ムーアを使う度に、
「ああ〜これがみかげちゃんの髪の香りなのね〜」…とかって一人萌えてました。
(注:当然自分はロングヘアーの、みかげファンでした)
現にそのアニメの第4話か5話で、
「みかげちゃんの髪っていい香りするねぇ。シャンプー何使ってるの?」
…とかって場面・セリフが出てくるんですよ! もうニクイっすねぇ。
このアニメの安濃高志って監督(前期)さんに、自分と同じ空気を感じずにはいられませんでした。
ちなみに原作漫画版を一応パラパラっと調べた事はあるのですが、ムーアは出てなかったハズです。
(後述:ムーアinミラクルガールズの動画を見つけました。但し外国語吹替版w)

正直一番を決めるのは難しいものなのですが、
シャンプーとしては「シャワラン ビューティーシャンプー」が
シャンプーCMとしては「ムーア 山本佳代子版」が、
思い入れNo1な自分は、やっぱり牛乳石鹸派、なのです。
それだけにここんとこの牛乳石鹸社の不甲斐なさ…といいますか、低迷は残念です。
まぁ独自路線で今でもしっかり生き残っているのは、評価しますが。
 かつて「明星ヘアカタログ」内で、ヘアメイクさんに「毛先が少し傷んでいるので…」と
「いつも」柔らかく諭されていた高橋由美子などは使わずに、
美髪美少女を起用したシャンプーCMを大阪市民として期待してます!

しかし今回のコラム…。自分がシャンプーヲタクのみならず、
アニメヲタク、アイドルヲタクだった事も露呈しちゃった気が…。
まぁ隠す気もさらさらないのだが。



第2章 ■きっかけ■ (初稿:04-10-04)
 今更ですが、自分は髪フェチです。
一口に髪フェチと言いましても世間には様々な種がいるみたいですが、私の場合は
 キューティクル(要はツヤとかの健康度)>>>>ストレート>黒(自然色)>ロング 
の順に重視します。 もちろん4つが兼ね備わっていれば言う事無いのですが。
 私の場合、実はシャンプー(剤)に先に興味を持ち、
そこから髪フェチに発展していきました。 おそらく珍しいタイプだと思います。
だからこそ、普通の(?)髪フェチサイトとは違った、
こんなシャンプーマニアといったサイトを立ち上げるまでになったんですね。

 私がシャンプーマニア、延いては髪フェチになったのは、
今から27年ぐらい昔、私が物心付いたころからです。
(…っていうか、物心着く前にマニアになる事は出来ないか…)
昔は私の実家にはお風呂が無く、家族で近所のお風呂屋さんに通っている状況でした。
当時は家にお風呂がある方が珍しく(贅沢)、また需要と供給の関係で、お風呂屋さんも今のコンビニ並にたくさんあった時代です。
現に私の実家からお風呂屋さんまでは、歩いて30秒ぐらいでした。
私が中学一年生の頃にそのお風呂屋さんは時代の流れで廃業してしまい、それを機に我が家にもお風呂を作ったのですが。
 んで、他の地方の事はよく知りませんが、私の住んでいる大阪市内のお風呂屋さんでは、
「牛乳石鹸、良い石鹸」のTVCMでよく知られている、
「牛乳石鹸共進社株式会社」と契約・取引しているお風呂屋さんがほとんどでした。
その理由としては銭湯組合関係などもあるんでしょうが、
結局牛乳石鹸の本社が大阪市城東区にあり、地元大阪に強かったっていうのも、かなり大きかったと思います。
…っていうより牛乳石鹸社が、銭湯業界に強かった…というべきでしょうか。
その証拠に、街のお風呂屋さんの「のれん」のほとんどは、牛乳石鹸さんからの提供でした。

今でこそパッとしないように見える牛乳石鹸社ですが、昔はあの花王と肩を並べるぐらいに強かったです。
実際の販売実績や業績は知りませんが、自分には決して見劣りしていなかったように思えました。
地元びいきするつもりはないのですが、牛乳石鹸社は好きなシャンプーメーカーでした。
「牛乳石鹸」というおなじみの商品名で、あの赤箱・青箱の石鹸が販売出来なくなった(今は「カウブランド 赤箱」などの名称で販売)って事もあり、
お風呂屋さんの衰退と共に、牛乳石鹸社も衰退していったように見えてなりません。

で、そのような時代背景の中で、当然のごとく私の行きつけのお風呂屋さんも、牛乳石鹸社の石鹸やシャンプーを取り揃えていました。
私が物心ついた頃の、1977年頃の牛乳石鹸社のシャンプー…といえば、
そう、ピンクレディの「シャワラン ビューティーシャンプー」です!
ああ、やっと「シャワラン」と書けた! 今まで隠して引っ張るのが辛かった(笑)
決してTVゲーム「パロディウスだ!」の10面の中ボスではありません。
腸洗浄でもありません。シシカバブーでもありません。
(注:Googleで「シャワラン」を検索すると、よくこれらが引っ掛かるw)
風呂屋の入り口の「のれん」の左下隅にもよく書かれていた(←やっぱこれって大阪だけ?)、あのシャワランです。
 牛乳石鹸社、つまりはシャワラン黄金期に幸か不幸か物心がついてしまった私は、
このシャワランによってシャンプーマニアに、そして髪フェチへの道を歩み始めるのです。
 あの伝説のデュオ、ピンクレディの代表CFとして今でも「シャワラン」という名のシャンプーは、多くの人の記憶にあります。
今のロクにTVスポット打てない牛乳石鹸社を見ていると、よくあのピンクレディとCF契約を結べたなぁ…とか思っちゃいます。
だから、当時はそれだけ牛乳石鹸社は強かったんですっ! (まぁブレイク直前の、出演料が高くなる前に契約したみたいだが)
 私はそのお風呂屋さんに置いてあるシャワランシャンプーに興味を持ち、
よく番台の傍に置いてあるダンボール箱の中の在庫ボトルで遊んで怒られたりしてました。(売り物なのに勝手にフタ開けてニオイとか嗅いでたからなぁ…) 

 「シャワラン」。 なんていい言葉の響きなんでしょう(笑)
おそらく「シャワー」+「ランラン♪」=(その心は)シャンプータイムを楽しく …ってあたりを
意味する造語(ちなみにエメロンは、エメラルド+ライオン)だと思うのですが、
爽やかさを感じる良いネーミングだと思います。レトロ感もあるけれど、オシャレ感も備わっている。
 しかも「ビューティーシャンプー」ですよ!
自らずうずうしくも「ビューティー」と名乗っているんですよ!
洗うだけでビューティーな髪になれる…と。 まったく挑戦的でそそられます(笑)
(まぁラックスにもエッセンシャルにもビューティーと付いている商品があったんだが)
 「シャワラン」の文字のロゴデザインも楽しく明るくて素敵でした。
 液体の色もエメロン以上に深いエメラルド色で綺麗でした(エッセンシャルより色が濃くてキレイだったのも、自分がシャワラン派だった理由のひとつ)。
色が濃い方が人工色素が多量に入れられてて髪に悪いだとか、そんなつまらない事は気にしない!
前述の風呂屋の在庫も、エメラルドの宝石が並んでいるみたいで、見ていて飽きませんでした。
 香りもすごくいい香りだった。香りを文字で表現するのは不可能に近いので避けますが、
それでも一つ言わせてもらえるなら、「草原の美少女の香り」。
今まであれ以上のいい香りのシャンプーに出会ったことは無いですね。

 中でも自分が特に気に入っているのは、ボトルでした。
葉っぱ(リーフ、と言った方がオシャレか)の連なりをイメージしたと思われるデザインが、ボトルの下部分に模られていて、凝ってました。
あのシャワランの容器と比べたら、今のボトルの成型なんて良く言えばシンプル…なんですが、つまらないですね。 ときめかない。
当時は透明ボトルが主流でして、もちろんシャワランもそうでした。
凝った透明ボトルに鮮やかなエメラルド色の液体が映え、
葉っぱのかたどり部分が照明の光に反射してキラキラ輝いて…。
そう、まるで少女の髪のキューティクルのように…!
そしてキャップを開けてみずみずしいフルーティ・グリーンの香りを嗅ぐと、そこはまさに夢の世界。
草原に佇む美少女の長い髪をサラサラとなびかせる風が、運んできた香り…に、思えました。

そう、自分にとってのシャワランシャンプーとは、
冒頭に書いた、キューティクルキラキラの、黒髪でストレートでロングを兼ね備えた髪をもつ、
美少女をイメージさせてくれる、まさに麻薬のようなシャンプーなのです。
そんなシャンプーに物心付き始めた矢先に出会おう物なら、
そりゃシャンプーマニアにも髪フェチにもなろうってもんです。

まぁとにかくシャワランには思い入れタップリなんですね、自分は。
現在もシャワランシャンプーは売られているのですが、液色、ニオイ、ボトルの形、髪の仕上がり、どれをとっても劣ります。
良い思い出を大事にしたいっていう理由もあり、今はシャワランをほとんど使いません。(シャンプーマニアとして色々試したい&新商品は欲しくなる っていう方が大きいが)
ピンクレディや伊藤つかさ時代のシャワランビューティーシャンプー(ちなみに今のシャワランは「ビューティー」とは付いてません)が、今でも文句無くマイベスト1のシャンプーであります。
 繰り返しになりますが、幼少期にシャワランに出会わなければ、シャンプーマニアに、そして髪フェチにもなってなかったと思います。



第1章 ■HDD+DVDレコーダー■ (初稿04-09-12。以後追記あり)
 自分がこのサイトを作った理由にも繋がるのですが、以前からシャンプーの情報をパソコンで整理・管理したい、という欲求がありました。
それまでは今から12年ぐらい前、大学生の時に思い切って買ったワープロ専用機(NECの文豪ミニ5SV)で、なんとか整理してきた(つもり)ですが、
さすがに色々限界が出てきた事(自分の欲求の方が上がっていった)と最近5SVの印刷部分が壊れてしまい、
(フロップードライブなどは元気な内に)そろそろパソコンへの移行を本気で考えねば…って事になったのです。
で、どうせPCデータにするのなら、それをついでに公開しちゃおう、そして皆様からも情報を募ろう…という理由もあり、このようにサイト配信したわけです。
ちなみにこれは、そのワープロ・5SVから移植したものが原型です。
で、シャンプー情報をパソコンデータにしておきたい、と思った理由のひとつに、
自分が録画した、そして今後録画するであろうシャンプーCMの情報を、きちんとリスト化しておきたい っていうのがありました。

自分は今から15年ぐらい前の高校二年生の頃からシャンプーCMを録画・保存していました。
(注:以前は16年前高校一年生の頃から…と書いてました…が、色々照らし合わせるとどうも時間が合わない。
2台目のVHSデッキを買ったのはたしかに高一8月だったのですが、
シャンプーCM収集をきちんと始めたのは、どうもそれから一年後だったようです)
が、当時は学生で貧乏だったので(まぁ貧乏は今も変わらないが)、
安いVHSのデッキ(A)に安いVHSテープ(a)で、希望のCMの流れそうな局&時間を長時間録画しておいて、(まるで「釣り」)
そのデッキ(A)ともう一台の安いVHSデッキ(B)との2台を使って、そのテープ(a)から必要部分のみをピックアップして、
シャンプーCM専用VHSテープ(b)にダビング(しかもケチって3倍速)する…という作業でした。
貧乏だから、S-VHSですらありませんでした。
途中何度か挫折するほど、色々大変でした。そんなだから抜けているのも多く、働きだしてからは完全にやめていました。
またダビング作業だけでなく、見るもの大変でした。
ある15秒のCMを確認する為に、2時間とかイチイチ巻き戻さないといけない。 
それ以前に、どの順番でテープに収録されているのか把握しておかないといけない
…っていうか、そんなの覚えていられないので、いちいち見ながら早送り…って感じでした。

ところが、去年の末からまたシャンプーCM収集を始めました。
理由はHDD+DVDレコーダーを購入したからです。
いやぁ、15年前にこういう機械をどれだけ待ち望んだ事か!
(デジタルレコーダーが価格や機能面などでこういう状況・市場になるのは、もっと早いだろうと自分は予想していたんですが)
HDDに一旦長時間録画しておいて、必要な部分のみピックアップしてDVDに保存。
見たいCMをピンポイント選択。美しい髪の流れを一時停止やコマ送りで見てもソフトが傷まない。 検索・一覧性も高い。
まさにCM収集家が待ち望んでいた機械です。
ちなみに自分が持っているのは、東芝のRD-XS32です。
DVD-RAMに録画可能な事、編集機能が充実していて多彩な設定が可能な事、が この機種を選んだ理由です。(あと当然お手ごろな値段も)
シャンプーCMを収集するには、この選択は正しかったと思います。(まぁ他のHDD+DVDレコを使った事は無いから比較とか出来ないんだが)

注:日記などで「CMなどを録画…」などという記述が出た時は、VHSテープやPC内HDDではなく、
この東芝製 RD-XS32というHDD+DVDデジタルレコーダーで録画している という事であり、また同じく日記などで「RDに録画…」などという記述が出た時も、同様の事だと思ってください。

で、デジタルレコーダーは便利だから、CM収集も楽しい。だから大量に集まる。
集まるとワケがわからなくなる。
だから何らかの一覧性の高い指標・資料・データ的な物が欲しくなってくる。
が、そんなのは無い。
無いなら自分で作るしか無い。
それがこのサイトなのです。
まぁつまりこのサイトは、まずは自分の為、だったりするのです。。。

レコーダーを買ってからは、シャンプーCM捕獲のあくまでついで・片手間に…ですが、他ジャンルのCMで気に入った物も、収集しています。(主に美少女系w)

ちなみに自分のRDを使ったCM採取方法は、
(A)ひとつの番組やチャンネルを通してとりあえず録画しておいてから、後に早送り再生でCMチェックして、気に入ったものが録画されていたら、抜き取る
……っていう一般的な方法はあまりしません。

(B)「この番組、そろそろCMかな?」ってチャンネルに合わせて録画開始→とりあえずCM終了まで録画→CM終了後一時停止ボタン→
その状態でCMが流れそう(あるいはすでに流れている)他チャンネルを探す。それが無い時は一時停止状態でとりあえず待機し、しばらく間をおいてからチャンネルを一通り合わせて見てCM捕獲ポイントを探す→
ポイントが見つかったら一時停止解除(録画再開)→CM終了後後また一時停止→以降繰り返し、後に(A)同様、必要部分をコピー。
この方法だと手間は掛かりますが、チャンスは広がるので。たいてい複数のスポンサー(のCM)にアンテナを張り巡らせている状況なので。

ただし、自分がTV&レコーダーの前に付きっきりでいれない忙しい時(不在時など)や、
このCM(スポンサー)は、この番組でしか放送無い時や、
この時間帯で自分の目立てのCMを流す可能性のあるチャンネルは、ここしか無い…など、ピンポイントで責める時は、Aの方法をする時もあります。

しかしまぁこのRDって奴には苦労させられます。色々な事が出来る分、使いこなすのは難しいし、ドライブの性能が良くないらしくメディアを選ぶので…。
不幸にも「残留核」とか知るきっかけになったし。



inserted by FC2 system