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シャンプー&コンディショナー(リンス)の容器(ボトル)の中の洗い方    基本稿:05年8月。
  〜詰め替え用の為に〜

前々からやりたかったんです、このネタ。
色々試行錯誤してきたので…。
思いっきり生活感に満ち溢れた内容になっております。

シャンプーも今や詰め替え用が主流です。
400ml前後の詰め替えパウチ>600ml前後のポンプ>200ml前後のレギュラー の順で売れておます。
…なのに、TVCMでの露出ではこれの逆。
詰め替え用なんでまずCMでは出ません。
エレガントイメージのラックスにて、ゴージャスなハリウッド女優が、ジョボジョボ詰め替えているシーンがあったら、台無しです。 是非見たいけどw
公式サイトでも、詰め替え用を(あえて?)掲載しないブランドもあります。
 一方、200mlのレギュラーサイズは、人気の数ブランド意外は、あまり店頭には置いてなかったりします。
やっぱ需要が無いんでしょうね。
でも前述のとおりTVCMに出てくるのはレギュラーサイズが多い。
コスメ的イメージが多少は感じられるスマートなボトルのレギュラーサイズの方が、「絵」になるんでしょうね。「おしゃれ」と言いますか。
ポンプボトルはどうしても「どっしり」感がありますし、頭部の「ノズル」が「生活消耗品」感を思い出させます。
詰め替え用なんて、生活感を通り越して「おばちゃん感」ですもんね。
ひょっとしたら、CMの為にレギュラーサイズを出しているんじゃねぇか? って思うほど。
まぁ最近では初めからレギュラーサイズを用意(販売)していないブランドも多く、そういう商品はポンプサイズがCMに登場します。
どっちにしてもパウチが画面に登場するのは稀です。
 現在レギュラーサイズは特売の対象にはほとんどなりませんが、詰め替え用は客寄せ商品としてよく特売になり、そのあたりを考慮すると、
結果的に詰め替え用の方がレギュラーサイズと比べて容量が倍近く入っているのに安い…って現象も珍しくありません。
賢い主婦なら、特売の詰め替え用は必須、でしょう。
そして詰め替える時に気になるのが、「容器の中は毎回洗うべきなのか」という問題です。

昔の詰め替え用パウチには、「容器は水で洗い、よく乾かしてからお使い下さい」…と、書いてあったものですが、
最近では「容器は洗わず、そのまま補充して下さい」…と、まったく逆の事を書いてある商品・メーカーもあったりするのです。
これでは迷います。 いったい、どっちが正しいのでしょうか?

何故「そのまま補充して下さい」に変更してきたか…というと、
完全に乾かさないまま、つまり容器内に水滴が残ったまま詰め替え用液体を補充してしまうと、水と混じる事により、中の製品の劣化が促進されてしまうのです。
だから、「洗うな」って事なのです。
そうは言っても、温度や湿度変化の激しい風呂場に何ヶ月か置かれていた古い製品の残りと、新しい製品が混ざってしまうのも、多少は良くない。
よって、結論としては、
 正しい洗い方・乾かし方>洗わない>ヘタな洗い方・乾かし方
…と、なります。
つまり、ヘタな洗い方や雑な乾かし方をされるよりは、そのまま補充した方が「マシ」だとメーカーは考えているのです。

ただこれには「同製品」という大前提がある。
違う製品どうしを混ぜるのはさすがに良くない。
しかもここでいう「同製品」とは、同じ商品名って意味ではありません。
厳密に言えば、リニューアル後の製品は、同製品ではないのです。
多少なりとも中身が違うからこそ、リニューアルなのだから。

ちょっと余談になるが、リニューアルにも3種類ある…とシャンプーマニアとしては考えている。
通常1〜2年に1回行われ、CMなどでも告知されるリニューアルを、シャンプーマニアサイトとしては「中リニューアル」と呼びたい…っていうか、今からそう制定します(笑)
じゃあ「大リニューアル」はなんなのか…っていうと、06年3月のラックス スーパーリッチ→ラックス スーパーリッチシャイン のように名称までも変わったり、
06年3月のパンテーンのように、ロゴマークやフォントデザインまで変わるようなリニューアルを差す。
そして「小リニューアル」とは、特に告知はしてないのだが、実は微妙にボトルデザインを変えていたり、よく見れば型番、成分構成などが変わっていたリニューアルを差す。
パンテーンのモイストスムースケアを例に出すと、
2004年9月の中リニューアルから2006年3月の大リニューアル直前までの約18ヶ月間は一見すると同一製品っぽいのだが、実はMs04F→Ms05S→Ms05Sと、3種類ある。
このような一般的には気づかない改良を「小リニューアル」とこのサイトでは呼びたい。
なおこの大・中・小の定義には、製品の中身・成分の「変化の度合い」は関係ない。
…っていうか、メーカー極秘資料の「成分の配合率」がないと、そんなのわからないし。

話を戻す。
まぁもっとも、それら様々なリニューアルの、前後の製品を混ぜてしまっても、まず問題ない…とは思いますが。
でもやっぱり同ブランドでも他タイプ(さらさらとしっとり、など)、
同メーカーでも他ブランドだと混ぜない方がいいだろうし、まして他メーカーとなると、混ぜるべきではない。

…っていうより、気分的な問題で「混ぜたくない」ってのが先行しませんか?
と、なるとやっぱり「ボトルを洗わなければならない」のだ。
逆に言えば、型番まで含めて同じ製品なら「補充」であり、「混ぜる」事にはならないので、洗わなくてもいい って事になるのだが…。
そのあたりは実はメーカーも心得ていて、
「洗わずに補充しろ」と記載していたら、また同じ製品を買ってくれるだろう…という思惑・計算があるのだ…と思う。
さすがに違う製品同士を混ぜる人は少ないので、違う製品を詰め替えるためには(前述の理由より)
洗わなければならない → 洗うの面倒くさい → だったら前と同じのでいいや  という思考の流れが成り立つ。

そんなメーカーの策略に乗らず、自分の髪に少しでも合う商品を求めるアクティブな人、
CMで見た新商品を使いたくなる浮気性な人、
その時々で一番安い商品を選ぶ経済的な人、
そんな「シャンプージプシー」をしている人たちに向けて、
「ボトルの洗い方」を研究してみましょう。(えらく前置きが長くなったな)


まぁそうは偉そうに言うものの、基本的には
A:水を半分ほど入れて蓋をし、バーテンダーのカクテル作りのごとくシャカシャカシェイク洗い
…で充分だろう。
もっとちゃんと洗いたいなぁ…という人は
B:使い古しの歯ブラシで届くところだけでも擦る。
C:ペットボトルや哺乳瓶洗い用のブラシを使う。
などを併用すれば良いだろう。

ただシャンプーのボトルはこれで充分なのだが、
コンディショナーのボトルの場合、
A〜Cの方法で洗った後、指で容器内を触ってみると、
どうもヌルヌルヌメヌメする…という事があるかもしれない(経験談)。
まだコンディショナーの成分がボトル内側にへばりついているのだ。
シャンプーっていうのはそもそも洗浄剤なのだから、
水を入れて振るだけで充分中は洗浄されるのだが、
コンディショナーの場合は水に強い(弾く)性質があるので、しぶとい。
逆に言えば、だからこそ、コンディショナーとして成り立っているのだ。
髪に付けたコンディショナーを、シャワーで軽く流しただけで、全部流れ落ちてしまうのだとすれば、意味がない。

さて、こういう場合はどうするか…。
D:水に台所用洗剤を少々加え、シェイク(A)
E:Dの台所洗剤の代わりに、シャンプーを入れる
F:Dの台所洗剤の代わりに、塩素系漂白剤を入れる。

Dが一番シンプル。
ただこれは精神的な問題なのだが、
オイラなんかはこれから髪に付ける物を入れる容器に対して、
台所洗剤を入れるっていうのは、どうも気が進まないというか、抵抗がある。
こんな人には同じ洗浄剤でもシャンプーを使うって手がある。
これなら同じ髪関係の商品なので、安心。
ただ若干だがDよりは洗浄力は落ちる。
最近のシャンプーは毎日洗うことを前提としている為、洗浄力はマイルドにしているんだよねぇ。
Fはいわゆる「キッチ○・ハ○ター」などである。
D以上に洗浄力があるので、ヌメヌメの除去に期待出来る。
またもう一つの利点としては、後半の乾かす方法に関わるのだが、
たとえ万が一Fの水滴が容器内に残ってしまったとしても、菌・カビが付きにくいのだ。

ただ…まぁ普通はD〜Fはしなくてもいいとは思いますけどね。ちょっと神経質すぎかなぁ…と。


洗うよりも問題なのが「乾かす」方法。
前述したが、水滴が残ってしまうと、補充した中の製品の劣化に繋がったり、
しばらく詰め替えないで殻容器のまま放置しておくと、
いざって時に容器の中を除いて見ると、
黒い菌やらカビやらが発生していた…って事にもなりかねない。

…ってわけで色々考えてみたいと思う。
H:思いっきり振り、水滴を飛ばす。
まずはこれだろう。手首のスナップを利かせて、紙鉄砲の要領で。時々ボトルの向きや角度などを変えるべし。
次はI:拭く。
どうやって…って問題なのだが、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどを小さく切って、
ボトル内に投入。
あとは割り箸やピンセットなどで拭く…という方法。「吸い取る」と言った方が正しいかもしれない。

そしてJ:放置による自然乾燥
…しかないのだが、
シャンプーに限らず容器っていうのは、口は狭いくせに奥は深い。非常に乾かしにくい存在なのだ。
こりゃ困った。
天日干しもあまり期待出来ない。口の狭さ故に太陽光が容器内側まで届かないし、穴は1つだけなので、風も通らない。
真夏なら温度による効果が多少期待出来るかもしれないが、
それ以外の季節だと埃が入ったり、容器が風で飛んで土間に落ちたりと不衛生だ。
デメリットの方が多いので、部屋内の方がいいだろう。

K:ドライヤーによる乾燥。
 容器の口の小ささ&形と、ドライヤの口の形状より、温風がうまく送り込まれない。
外に逃げる量の方が多く、結果無駄が多いので、わざわざ電気代を使うほどではない。
L:エアコンの室外機からの風を利用しての乾燥。
 これは効果あるかもしれない。(ゴメン、やった事ない)
だがエアコンを使用する真夏&真冬しか使えないワザ(わざわざボトルを乾かす為だけにエアコンを動かすのは、あまりにも不効率)な事と、
室外機からの風を受けるように容器をセッティング出来る場所があるかどうか、
そしてその風で容器自体を吹き飛ばされないように固定出来るすべがあるかどうか、など敷居は高い。
M:掃除機による吸い込み&乾燥
 やってみたけど、あんまり効果無かった。

乾燥といえば風なのだが、残念ながら上記のように風がうまく送れないのが現状。
よって考え方を変えて「水滴を吸わせる」とい手段を検討してみる。
何で吸わせるかって事だが、
安価で、乾燥していて、容器の小さな口から入れられて、水分を吸った後でも容易に取り出せること、が条件である。
…となると、やはり「粉状」もしくはそれに近い小さな物質でなければならない。
その点から考えてみると、
海砂 パン粉 小麦粉 米 麩 …と色々あるのだが、さすがに食品系は気が引ける。後で食べるにしても食べないにしても。

よって考えてみたのが、
Q:シリカゲル 
お菓子などを買った時に、湿気を防ぐ為に、お菓子などに入れられている小袋の乾燥剤の事である。
これを容器内に入れることを…思いついただけ。 機会があればやってみる…かも??



ちなみに、一般的なポンプサイズにおいて、
容器自体の重量は約80g。
そして、私の経験測ですが、中身と容器の合計重量が130gぐらいになると、ディスペンサーから中身の液体が押し出せなくなります。
つまり、押し出せなくなった時点でも、まだ50gも「余って」いるのです。


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