「合成シャンプーは危険」 は、間違いです!      since:2007年

(執筆途中につき、このページに関しての質問等には答えられません。メールや掲示板の書き込み禁止(即刻削除対象) 無断引用やリンクも禁止します)

【01】
この手のネタは、実は当初は小説でしようと思っていた。(重複になるが、今後小説でもする可能性はアリ)
また、いたずらに触れない方が結果的にいいのでは? …と今でも思っていたりもする。

ただ、メジャーシャンプーファンとして、
ネットや本を中心とした、ウソだらけのメジャーシャンプー批判に我慢ならないのも事実であり、
一メジャーシャンプーファンとして、反論すべきところは反論した方がいいのでは?
この種の問題に、メジャーシャンプーマニアとして、意見を述べるべきではないのか?
…と常々思っていたのもまた事実なので、
思い切って、実験的に、色々書き連ねていこうと思う。
 そして、メジャーシャンプーファンとして、メジャーシャンプーに対し、何か「恩返し」したい。応援を形にしたい。
メジャーシャンプーメーカーが様々な事情でなかなか表立って言えない事を、勝手ながら、お節介ながら代弁してあげたい。
…といった気持ちも、ここを書く理由である。
思いつくままに、時に感情任せで、時に計算ずくで、あえて暴走気味に書くつもりなので、まとまりの無い文章になってしまうが、ご了承願いたい。

なお、このサイトで取り扱っているメジャーシャンプーメーカー以外の、
マイナーシャンプーメーカー、その関係者、販売業者、仲間(一部の大学教授、消費者団体等)、そして支持者・信者ら、
メジャーシャンプー叩きをするこれらの人々を、このページでは今後わかりやすく「敵」と総称する。
私にとって、彼らは敵以外何者でもない。
そして、敵からの批判は基本的には受け付けない。 掲示板もメールが来てもロクに読まずに削除するつもりです。
読んでも得るものが無い、せいぜい腹が立つだけなので。 
そもそも長年メジャーシャンプーマニアをしている関係で、敵の論述は飽きる程、嫌という程見てきました。
一般の人の数百倍は見ています。 だからこそ、数々の矛盾が見えてきました。
奴らの反論(論にすらなっていない場合も多いが)は熟知しています。今更です。お腹一杯なのです。
そして、奴らはこちらの正論をハナから理解しようとすらしないのも知っている。 なので、こちらも奴らの偽論に付き合う道理は無い。
カルト宗教信者をまともに相手するのは、疲れるだけでムダです。
「あんな奴らの相手を逐一しているヒマは無い」
まぁ逆に言えば、まとめて相手してやっている(=一網打尽)のが、こことも言えるのだが。

…そうは言うものの、未だに正直迷っている。
メジャーシャンプーのメーカー側が何故(表立って)批判しないのかというと、
変に表立つ事により、敵を逆なでし、話が広がってしまい、風評被害を恐れての事だと思う。
結果的にマイナスなのだ。
触れずにほっといた方が、トータル的にベターなことは、(それが理想かどうかは別として)この世の中多々ある。
 そしてその事は、おそらく敵もわかっている。
誘いに乗って、メジャーシャンプーメーカー側が表立って反論してきたら、
それはそれで敵の「思う壺」であり、「釣られた」って事になる。
ただ、メジャーシャンプー側はきちんと心得ていて、釣られなかった。
それならそれで…って事で、敵は相手が責めてこないのをいい事に、
ネットなどであること無い事書き並べ、好き放題言っている…というわけだ。
(逆に言えば、ネットなどでしか、好き放題言えない弱さも証明している)

そういう意味では私のこの文章は、敵に「釣られた」形になり、メジャーシャンプーのメーカーの意に反するかもしれない。
迷惑を掛けるかもしれない。
だから、明らかにメジャーシャンプーのメーカー側による、このページの中止・削除・修正の要請等があったなら、
応じるつもりです。(その場合、敵の策略の可能性があるので、きちんと裏は取らせてもらう事になるけど)
もちろん敵側からの削除要請には応じない。

そういう私も、実は中学生の頃、メジャーシャンプーに対し、疑問視していた事がある。
学校の保健室の前に貼られていた、「合成シャンプーでキューティクルが剥げる!」…って内容のポスター写真に衝撃を受けたりもした。
キューティクルの比較写真が載っているやつだ。
(今思えば、石鹸シャンプーメーカーは、無垢が故に騙しやすい小中学生を、今のうちの洗脳しようと必死だったんだなw)
当時私はとっくにシャンプーマニアであり、髪フェチだったので、
その手の問題に対しても、他人よりも反応した。早い時期から過敏だった。かなり悩み、迷った。揺れ動いた。
今にして思えば、あと一歩のところで騙されそうになった。
ただ、何か「ひっかかる」ものを感じた。
だから、崖っぷち、紙一重のところで踏み止まれた。
幸い、危うく騙されずに済んで、今日に至っている。
その間違った道を選ばなかった理由を、これからうだうだ書いていこうと思う。

一つだけ先に言うと、
「もし本当に合成シャンプーが悪いんだったら、何故長年大多数の人間に使われ続けているのか?」という
当然とも言える疑問から始まりました。



【03】
「市販のシャンプーは本当に良くないのか」
この問題・疑問を、化学や薬学の方面から攻めていくのは、敵の思う壺である。
敵は小難しいそれっぽいカタカナや漢字を並べたて、煙に巻き、巧みに騙そうとする。
騙すプロに対し、真正面から真正直に素人がたった一人で立ち向かったら、いいカモにされるのがオチである。
よって「理科:化学」以外からのアプローチ
「国語」的、「数学(統計)」的、「社会」的側面から責めていった方が良い。
そうは言うものの、何も難しく考える必要は無い。 日々の生活で培った、「常識」の範囲で十分である。
つまり「常識」のある人なら騙されず、「市販のシャンプーは良くない」と思っている人=騙されている人 は、「常識」が欠けている、という事だ。
そもそも私も化学の知識は一般人に毛の生えた程度のレベルだ。
(シャンプーマニアをしてたら、いつの間にか毛は生えましたw)

数学的…と言われるとややこしく感じるかもしれないが、
安心して欲しい。難しい数学の式とかは出ません。
そもそも敵が数学的要素を避けようとしているぐらいなのだ。
どういう事かというと、「危険」「危ない」と高らかに叫び続けるワリには、
具体的な数値を何一つ示してこないのである。 それなりに信頼かつ中立的立場のある機関・団体による、データ・表・グラフ・式・数値など一切出て来ない。
何故奴らは数値を出してこないのか。
それは数値を出すと、逆に効果が減るからである。
それはどういうことかというと、危険度がもんのすごい低い事を意味している。 所謂「無視していい」程の数値だ。
ほんの些細な危険度を、些細という部分には触れず、危険って部分のみ伝えて煽るのが敵の手段だ。
「恐れがある」「可能性がある」「説がある」「疑いがある」「問題視されている」「…だと一部で言われている」と、わざわざもったいつけてw
非常に曖昧かつ無責任な表現で、「オカルト」的だ。

「それでもゼロではないじゃん!」と敵は言う。
たしかにゼロではありません。 じゃあ具体的にその数値を言ってみろってんだw …言えないくせに。
数値が高い低い以前に、その数値すら知らないハズだ。
正直に言う。私も知らない。知っている人は、限りある本物の専門家だけだろう。(偽者が多いのが困り者)
何故知らないか、知られていないか。 …知らなくてもいいからである。
知らなければならないほどの重要性(危険性)なら、それが隠蔽事項だとしても、とっくに広まっている。
つまり、「疑いがある」は「問題はまず無い」と変換して考えるべきだ。 (ここにうまく説明されてます)

可能性があるかないか、では無い。 0か1か、では無い。 どれだけあるか、が重要なのだ。
無視すべしモノをわざわざ引っ張り出してきて、不利になる数値は伏せて殊更に不安を煽るのは、古典的な悪徳商法です。

「発ガン性がある」だの「毒性が蓄積される」だの、
いたずらに「危険」と煽ることにより、何かを売り付けるなりして利益を得ようとする行為は、悪徳商法の常套手法である。
だいたいさ、高かろうが、アミノ酸系だろうが、石けんだろうが、天然成分だろうが、危険度はゼロではありません。
あの薬品も、あの食物も、この物品も、危険度はゼロではありません。
石鹸の中に含まれる脂肪酸の中にも発ガン性物質はあるのです。決してゼロではありません。
肉や魚などの焦げの中には『ヘテロサイクリックアミン』という発がん性物質が含まれています。
あなたが今コレを見ているパソコンからの電磁波の危険性も、ゼロではありません。
もっといえば、身の回りの水や空気にも悪性物質が含まれています。汚染にまみれています。ゼロではありません。
要するに、メジャーシャンプーの危険性を気にするぐらいなら、水や空気を気にする方が先なんです。もっと他の心配を先にすべきです。
重箱の隅突付き、極論も極論、なのです。
どんな良薬も用法を誤れば毒に成る。 人間に必要な塩も多量に摂取すれば死ぬ。

敵はあからさまな、調べたらすぐにバレるようなウソは付かない。
そのあたりは騙すプロ、心得ている。
わかりやすいウソを付いたら、足元をすくわれるのを熟知している。訴えられたら即負けてしまう。
だから言い訳可能なウソや、真偽を確かめるのが難しいウソ、微妙で曖昧なウソのみを付く。
 また、ウソとは言えないまでも、紛らわしい、読む相手の勘違いを誘うような誘導記述をする。
都合の良いことのみを大げさに繰り返し書き、都合の悪いことは一切書かない。隠蔽する。それが敵の常套手段である。
一言でいえば「卑怯」である。

そんな奴らである。
数値っていうのはハッキリした指標である以上、立件しやすい証拠であり、ウソを付いた場合に言い逃れしにくい。
だから敵は数値を用いたがらないのである。

数値を訊かれ、知らないから答えられない、もしくは知ってるけど不利になる数値を答えたくない敵は、
痛いところを付かれ困り、悔しがり、誤魔化します。
論点をすり替えようとします。
別の数値でお茶を濁そうとするでしょう。
「大事なのは数値では無い」とか言うでしょう。
関連項目っぽい講釈を並べ、煙に巻こうとするでしょう。
失礼な場合だと、「言って貴方に理解出来るのか?」なととほざくでしょう。
理解出来てないから数値を答えられない奴が、ですw


【05】
『「合成シャンプーは危険」は、間違いです』 というタイトルだが、
そもそも「合成シャンプー」という言葉自体、間違いなのだ。
もっと言えば「合成」という単語をわざわざ持ち出してくるのが、誤解を(意図的に)生み出しているのだ。

化学・薬学の分野において、「合成」という言葉の定義が曖昧(そもそも定義があるのかどうかすら)なのが、まず重大な問題で、
もっと言えば、化学・薬学の辞書に「合成」という言葉があるのかどうかすら大いに疑問なのですが、
まぁ一応無理矢理、強いて言うなら、(化学)「合成」とは、「2種以上の元素から、(人為的作業をもって、意図的に目的の)化合物を作ること」 …となる…のだろう。
(注:植物や動物など、自然界にある天然素材を原料とした場合、半合成と呼ぶ場合もある…が、それでも合成は合成であり、例えば石油は「自然界にある天然素材」とするのか否か、意見の分かれるところである)
つまり、国語の辞書に載っている「合成」という単語の意味の範疇内である。

ちなみに「化合物」とは、単純に「2種以上の元素から出来ている物質」…のことです。
わかりやすく身近な化合物といえば水(H2O)ですが、雨や湖の水は天然化合物、化学反応により水素と酸素を反応させてわざわざ作った水は合成化合物 って事になります。
結局、人が造りし化合物は合成物質であり、つまり石鹸も立派な化学合成物質なのは明確である。 
(注:石鹸の発見のきっかけとなった、動物の肉を焼いた際、滴り落ちた油脂を木の灰(アルカリ)が鹸化し、土にしみ込み、その土で手を洗ったら汚れがとれると気がついた…
 …というのは、ひょっとしたら上記の意味の合成とは言えないかもしれない。 ただ「焼いた」は明らかに人為的行為。)

合成か否かの基準・境目に、「石鹸」が要素・ポイントになるわけないのです。
原材料が石鹸だろうがアミノ酸だろうが、
販売されているすべてのシャンプーは、どこかの工場で人工的に化学反応を起こして作ろうとして作られた製品であり、
全て「合成界面活性剤」による「合成シャンプー」 なのだ。 「非合成シャンプー」なんて存在しないのだ。
だから、販売しているシャンプーに含まれている界面活性剤に対し、
わざわざ「天然」だの「人工」だの「合成」だのといった言葉を付加させるのは、ナンセンスで意味が無い。

石鹸支持派は、どうも自分達の製品が「合成界面活性剤」だと知らない、もしくは知った上で隠したがっているフシがあるが、それは誤りである。
そして石鹸メーカー側は、メジャーシャンプーの製品を「合成」「合成」と叫ぶ事により、あたかも自分達の製品が「合成ではない」と勘違いされる事を狙っているフシもある。
「合成シャンプー」という言葉は、「合成」という単語が持つ「科学」「薬品」「工業」「人工」的なイメージを、メジャーシャンプーに植え付けたいが為に、
とある石鹸シャンプーメーカーが生み出した造語なのだ。 「合成界面活性剤」も同様である。
メジャーシャンプーの洗浄成分を「合成界面活性剤」だと名付ける一方、石鹸の界面活性剤は合成界面活性剤だと認めたくないみたいですw
…もう、ワガママなんだからぁ。
「合成シャンプーは危険」と思い込む思想こそ、危険なのです。怖いのです。

逆に、メジャーシャンプーメーカーが、自社のシャンプーを「合成シャンプー」と自ら勧んで呼称した事は、一度も無いです。
何故ならそんな造語は薬学的におかしい と、ちゃんとわかっているから。
必死で「合成シャンプー」と叫び続け、呼び付けているのは、すべて敵側です。
「合成シャンプー」とは、メジャーシャンプーを叩く為に生み出された、悪意ある言葉なのです。差別語なのです。

断言していい。
「合成シャンプー」「合成界面活性剤」などという単語を、
何の疑問・指摘・注釈も無く、恥ずかしげも無く、堂々と用いて、メジャーシャンプー批判をしている奴は、
化学や薬学や成分の事なんか、まったくわかっていない!
もしくは、高額シャンプーを売りたいが為に、ウソを付いているか。
どちらにしても信用はおけない。
だから、「合成」という単語が平然と出てきた時点で、信用しなくて良い。
その道の本物のプロ(薬学部卒の人、等)に鼻で笑われますよ。
(ただ、残念な事にかなり一般化してしまった用語なのも事実である)

ちなみに天然の界面活性剤とは、サポニンやレシチン(後述参照)などであり、
合成で無いシャンプー≒天然シャンプーとは、強いていえばマダガスカルの半砂漠地帯だけに生息する「ウンカリーナ」(通称:シャンプーの木)のような物を指す。
…って事を付け加えておきます。
そして「天然」の対語は「合成」では無く、「人工」であるべきです。そこは強く主張したい。
(おそらく「天然ゴム」⇔「合成ゴム」のせいなんだろうけど)

まぁそもそも、天然=安全 合成=危険 って考えが、全然科学的じゃないんですがね。 自然界には毒がたくさんあるし。
ましてや 天然=良質 合成=粗悪 って単純に考えている人は、いいカモですよ。
安全物質+安全物質=毒性物質 になる事もあるし、毒性物質+毒性物質=安全物質 って事も当然ある。


【06】
通産省や経済産業省の規程内(家庭用品品質表示法など)に「合成洗剤」という言葉と、その定義は書かれています。
たしかに、某食器洗い用洗剤の裏面を見ると「品名/台所用合成洗剤」と書かれていました。
(ちゃんとこの辺りの不利な情報も素直に提示するのが、不利な情報はひた隠す敵とは違うw)
おそらくこのあたりから「合成シャンプー」なる言葉が生まれたのだと思いますが、
…が、シャンプーはその規程外の製品であります。(シャンプーは厚生労働省管轄の薬事法にて化粧品扱い)
つまりやはり「合成シャンプー」なる言葉は無いと言う事である。

まぁ私からすれば、シャンプーが該当するしない以前に、この「合成洗剤」って表現そのものも、上記の「合成シャンプー」同様、問題ある表現だと思っているのですが。
「純せっけん分」とやらが何故合成で無いのか、合成でなければ何洗剤なのか、合成で無い洗剤はあるのか、どんな基準で合成の有無を分けているのか、
そもそもこの場合の「合成」とはなんなのか、
等をきちんとその規程でまず説明すべきだと思うのですが。
「石鹸」以外の洗浄剤は、「洗剤」でいいのに、何故「合成」って言葉をわざわざ頭に付ける? 何かしらの意図が感じられます。
石鹸とそれ以外の洗浄成分とで分けて記載する事自体、おかしいんですがね。

「純石鹸」なんていう言葉がありますが、「純」といういかにもイメージの良い言葉に惑わされてはいけません。
 この「純」という言葉の選択も、敵のイメージ戦略です。そもそも何を持って「純」か否かの線引きも、おかしいのですが。
「純」ではなく「すうどん」等の「素」の文字の方が、よっぽど適しているはずなんですがね。「素石鹸」。
石鹸自体、複数の元素が入り混じり(それこそ「合成」)、化学反応を用いた、立派な工業合成製品であるのは明白なのに。
ま、経済産業省が作ったものなんだから、薬学的知識は素人なんだろうけど。
…っていうか、経済産業省の連中も、敵に毒されているんじゃねぇかw
(どうやら合成洗剤反対派とやらの消費者団体(資金源は某石鹸メーカーw)からの圧力があったようだ)
そして、たしかに何故か日本では古くから石鹸以外の洗浄剤を「合成洗剤」とする風潮はあります。
その慣習が、経済産業省の規程にまで及んでいるのでしょう。
が、それはあくまで「風習」「慣習」であり、前述のとおり科学・薬学的には間違いなのです。

「石鹸と合成洗剤とは法上区別されており、よって石鹸は化学合成された界面活性剤等には該当しないものとして取り扱う」
「石鹸はケン化であり、合成とは違う」
…とかいう苦しい言い訳をしている団体があるようですが、国がどう区別しようが、石鹸が化学合成された界面活性剤なのは誰の目から見ても明白。
前述とおり法律がどうだろうが薬学世界においては石鹸も合成物質であり、ケン化は合成の一種である。
敵が「石鹸の実」でも持って来れば別だがなw
だいたいお前等、表示指定成分等、都合のいい時だけ国の決めた事を利用するくせに、
「国が許可を与えた、使用を認めたからと言って安心するな」とか言ってくるのは、矛盾しているゾ。
「石鹸は法上合成では無い」「表示指定成分は危険」等、お上の決めた事を盾にするのなら、
薬事法に基づき製造され、厚生労働省に販売認可を受けたシャンプーは、お上のお墨付きの製品 って事なんですがね。

 だいたいさぁ、「成分:石ケン素地」 ってなんだよ。
それ成分って言えねぇだろ。 それ「原料」だろ。
脂肪酸ナトリウムとか苛性ソーダとか、それを作る為に作った成分、内訳ちゃんとを書けよ。
そう書いたら、なんとなく危なそうな成分に見えるから、書きたくないんだろうけどな。 敵の考えることは浅いな。
文献を調べたら、某団体があちこちにお金をバラまいて、「石けん素地」と成分として記載させる事を強引に認めさせたみたいです。

ちなみに「苛性ソーダ」とは、水酸化ナトリウム(NaOH)とも呼ばれ、強塩基(アルカリ)として広汎かつ大規模に用いられ、工業的に非常に重要な基礎化学品の1種。
毒物及び劇物取締法により劇物指定されています。
購入の際には印鑑と身分証明書が必要という物々しい薬品で、実際思わぬ爆発的反応を起こす事があり、不慮の事故につながりかねない。大変危険な薬品である。
…ね、書き出したらやっぱり危なそうな成分に見えてきたでしょ。 石鹸メーカーって、こういう負の事実って、わざわざ聞き出さないと、隠そうとするからなぁ。

結局「合成」という単語が「癌」なのは、わかっていただけたであろうか。
私は、この系統の問題において、「合成」という単語そのものを認めません。否定します。嫌います。間違いだと指摘します。
この問題の元凶・象徴が「合成」という言葉だ。
なので、(このシャンプー問題において)「合成」という単語が消滅していく事を望み、それが誤解の解決に繋がると思っている。
またこのページ自体、その為の活動の一環のつもりである。


【07】
◆また、合成の有無に関わらず、「界面活性剤」そのものを否定する無知もいます。
否定しておきながら、知ってか知らずか、結局界面活性剤入りの物を勧めたり、売っている呆れた野郎もいます。
界面活性剤の入っていない洗浄剤なんて、ありえないです。
そんなのをシャンプーと称して売っていたら、薬事法違反、犯罪です。
(注:「ふのり」等をシャンプー剤として使う事がありますが、それはあくまで「代用品」であり、国から化粧品の認可を受けて、薬事法に則ってシャンプーとして売っているわけではないので、もちろん犯罪では無い)

界面活性剤とは「水」と「油」という本来交じり合わない物を、混じり合わせる繋ぎ目のような物です。
例えばマヨネーズも、お酢(水性)と食用油(油性)と卵黄(界面活性剤)で作られているのはご存知でしょう。
厳密に言うと、卵黄の中に含まれているレシチンが界面活性剤であり、レシチンはマヨネーズの他に、マーガリンやチョコレートなどにも使われています。
牛乳に含まれている、水と脂肪分を結び付けている「ガゼイン」も界面活性剤です。 お茶に含まれる「サポニン」もそうです。
つまり、私たちは界面活性剤を食しているのです。
界面活性剤を批判している人達って、マーガリンやチョコレートやマヨネーズや牛乳を一切口にしないで、今までの人生過ごしてきたのでしょうかねぇ?w

言葉のイメージだけでビビっている、あるいはビビらされている、だけなのです。
そんな無知な人って、(シャンプーに限らず)悪徳業者間のカモリストに掲載され、手を変え品を変え、たいして効果の無い高額商品を勧められるままに買い、毟り取られているんでしょうね。
「界面活性剤フリー」などという謳い文句の商品をわざわざ選択するのって、「お財布には厳しいけど、地球には優しいし、私にも優しい♪」だとか自惚れているんでしょうかねぇ?(w

「界面活性剤は危険」は、間違いです!



【08】
◆メジャーシャンプーを「高級アルコール系シャンプー」と呼ぶことがあります。
これは、科学、薬学的には正しい呼称です。
あるメジャーシャンプーのボトル裏に「植物性高級アルコール系」と書かれていた事もあり、
メーカー側も認めて(?)います。
ところが敵はこの言葉を使いたがらない。わざと避けているとしか思えない。
何故か。
「高級」という単語から、メジャーシャンプーに対し、上等とか高価とかグレードが高い、というイメージが付いてしまうのを避けているのだ。
…そんなところまで気にするかぁ? 敵の考えはセコく、小さい。
(ちなみにこの場合の高級とは、まぁ思いっきり要約すると、「(化学式的に)複雑な」とでも理解しておけばいいです。)
で、その一方、敵はわざわざ「合成シャンプー」という造語を生み出し、
挙句の果てには「石油系」やら「硫酸系」やら勝手な呼称を定着させようとしているのだ。
ちなみに「低級アルコール」は、消毒用エタノールなどに使われています。


【09】
◆そもそも石油系だからなんだっていうのだろう。
石油といえば、黒茶系の色でドロドロしていて、時には自然を汚したりして、美しさの対極にあるイメージである。
とても髪や人体に良くなさそうな感じで、敵はそのイメージを利用しようとしていると思うのだが、
それはあくまで勝手なイメージの話である。
石油系だから何がどう髪に作用するのか、詳しい話は敵から語られることは無い。
「石油系だから髪を傷める」 では、説明になっていません。

中には「合成シャンプーは石油の残りカスから作られている」 なんて説もあるぐらいです。
石油の一要素を抽出してシャンプーの原料にしている場合、その他の要素は捨てずに他の分野に利用しています。貴重な天然資源がもったいないので。
その、他の分野を主軸に置いたなら、たしかにシャンプーの方が「残りカス」と言えなくもないですが。
結局これも意味の無い説です。

そもそもよく考えてみると、
石油は政治・国家レベルで戦争をしてまで、奪い合いになる程の貴重な「天然」「自然」資源である。
そして石油は、現在では生物由来のものとする説が最も有力である。
炭シャンプーは支持するのに、石油系シャンプーを批判するのは、矛盾しているのだ。

また石油由来の鉱物油(ミネラルオイル、ワセリン等)は不純物がなく安定性が高い事から、
下手な植物由来成分より刺激等が少ないのです。
ワセリンは敏感肌のアトピーの治療に使われたり…と、
衛生さが求められるベビー用品や医療分野などで広く使われているぐらいなのです。
さすがに原油を直接口の中に入れたりするのは問題ですが、通常使用下では安全性の高い材料です。
海外には血行を促進し、美容健康にいいと言われる、石油風呂なんてものがあるって事も知らないのでしょう。
高額な化粧品にも石油は当たり前のように使用されています。

いっそ「オイルシャンプー」と呼んで貰いたい。

で、さんざん石油系シャンプーだと言って根拠無き批判をする一方、
石油からではなく、植物から油脂分をとったシャンプーをメジャーメーカーが作ったとしても、
「植物だろうと、良くないのには変わらない」とか言ってくる始末。
石油系とか言ってバカにしてきたの、そっちだろ!
もうわけがわからん…。
こんな点だけ見ても、奴らはとにかく叩きたいだけなのは明らかだ。

今は石油より植物(主にヤシの実)からメジャーシャンプー用の油脂を取る方が多いのだ。 
石油がかなり高騰してるのと、石油からの場合は精製の工程が多いのがその原因のようだ。
ヤシの実の大量生産も確立されてきたし。
「ナイーブ」などかなり売価が安いシャンプーでも植物由来油脂が使われているところを見ると、その点は明らかだ。

逆にサロン系シャンプーで、石油由来の成分を使ったシャンプーは、結構あります。

「石油系合成界面活性剤」なんていう造語もあるみたいだが、
油脂分が石油から取られたのか、植物から抽出されたのかは、実は化学的にはあまり関係ない。
海の底を掘って取った鉄鉱から作られた鉄と、山の上を削った鉄鉱からの製鉄。あとスクラップから精製した鉄。
結果全部同じFeなのと同じ理屈です。

ついでに言うが、植物物語が没落し、ライオンのシャンプー工場が閉鎖されたのは、
間違いなく敵のせいだ。
「植物物語」という名称のせいで、これほど叩かれた可愛そうなシャンプーは無い。





【10】
私は、敵への皮肉も込めて、「メジャーシャンプー」「マイナーシャンプー」という表現を編み出し、推している。
今更の説明になるが、メジャーシャンプーとはもちろん、このサイト対象の、
認知度が高い故に監視の目が常に注がれ社会的責任を背負っているメーカー製造の、
全国的にTVCMされ、多くの販売業者に扱われ、大多数の人々に支持され、一般的に購入&使用されているシャンプーの事(高級アルコール系 アニオン界面活性剤(陰イオン界面活性剤)の物).。
マイナーシャンプーとは、それ以外の、「敵」側のシャンプーだ。(例:石鹸シャンプー サロン御用達の高額シャンプー)
このサイト対象のシャンプーがどう見ても「メジャー」なのは、敵でも否定出来ないだろう。
だが…否、だからこそ、敵はこの名称を嫌うだろう。
アメリカの野球の大リーグなどのイメージにより、
「メジャー」>「マイナー」の図式が、一般的なイメージとして存在するからだ。
それはあくまでイメージであり、本来の英単語の意味では、マイナーだからメジャーに劣るというわけでは無い。
でもそんなイメージが強い以上、敵は嫌がるだろうし、それが当然私の狙いでもある。




【11】
(旧)「表示指定成分」 について。
1980年に厚生省(当時)が「アレルギー反応を起こす可能性があるものを配合する場合は、容器やパッケージ等に表示しなくてはならない。」というものです。
2001年4月より全成分表示に切り替わったので、約20年間存在していた義務です。
ここで注目していただきたいのは、「アレルギー」という単語。
アレルギーとは拒否反応の事であり、それは誰にでも起こるものではないのです。
ましてや表示指定成分と、髪の傷みとは、まったく関係ありません。 厚生省はわざわざ髪の傷みなんて考慮しません(笑)
通常使用下にて異常が現れる人は珍しく、もし稀に現れたとしても、その時になって初めて使用を中止し、医者に相談すれば済む話なのです。
もし万人に起こるものなら、そしてもし死に値するものなら、当然使用自体を禁じてます。
卵アレルギーで無い人は世の中にたくさんいて、その人は平気で卵を触ったり食したりしているわけです。だから卵は生産・販売されているのです。
表示指定成分を叩くのは、卵を叩く愚か者と同じです。

更に言うと、1980年当時は確かにアレルギーを起こす可能性があったのですが、その後技術も進歩しました。
その結果、安全性が高まった原料も実はたくさんあるのです。
また逆に、「表示指定成分」に認定されていない原料でも、アレルギー反応を起こす原料は数多く存在したのです。
今となってはまったく意味の無い指標なのに、未だにそれを引っぱりだして、叩く材料にしようとする敵。

指定成分が悪くて、その他は安全 という妙な誤解が生まれてしまいました。
そのいい例が、パラベンです。
ただ、表示指定成分であったと言うだけで嫌われています。

(旧)「表示指定成分はとにかく危険」も、間違いです!




【12】
◆「硫酸系」という単語が最近出回っているのですが、これも笑わせる。 敵の無知さ加減をさらけ出している。
「硫酸系」なんて単語、化学・薬学の世界にはありません。 現に「硫酸系」と検索すると、シャンプー関係しか出てきませんw
「硫酸」という単語が持つ世間一般的なイメージ(溶ける・火傷する・危険など)を利用して、
メジャーシャンプーのイメージを落とそうと必死なのだ。
奴らはシャンプーのTVCMを批判し、その反面羨ましく思いつつ、自分たちもイメージ戦略ばっかしている矛盾した存在であるw
たしかにメジャーシャンプーには「ラウレス硫酸ナトリウム」等の「硫酸」と名の付く成分が使われている。
しかし、それらは当たり前の話だが、硫酸そのものではない。
入っていたら、まずシャンプーのボトル自体が溶けるってば(笑)

硫酸なんて入ってないのはもちろん、硫酸を使って出来た物質を使っているワケでもありません。
 「硫化」という化学反応により、「硫酸塩」に接続された構造を持つ物質って事で、「硫酸」って言葉が付加されているだけなのです。
当然人体に触れても平気です。だからこそシャンプーなどに使われている。
(当たり前すぎる事を徒然書いているので、なんだかバカらしくなってきた…)
そもそも人体に投与する薬品や、煮物、漬物などにも使われるミョウバンなども、硫酸系物質なのである。
硫酸アンモニウムは肥料としてフツーに使われていますし、
硫酸Naは、温泉の主成分です。
もっと言えば、私たちの身体の中には「コンドロイチン硫酸」って物が入っています。
以上の事から、「硫酸」という単語がシャンプーの成分表に書かれているからと言って、ビビるのは短絡的です。 科学的ではありません。 敵の思惑に騙されてます。
「あなた、生活を科学してますか?」と逆に言いたい(某敵の著書を引用しての皮肉ですw)

なおついでに。
硫酸系ならぬ酢酸系の成分(例:ラウレス-3酢酸Na)がありますが、これは刺激性に関しては穏やかになるようですが、肝心の洗浄力は劣ります。

「サルフェートフリー処方」などとカタカナでかっこよく書いてアピールしている高額シャンプーもあるようですが、有り難がる事はありません。
メジャーシャンプーの価格帯でも「サルフェイトフリー」程度の事は可能なのです。 かつて販売してました。
まぁどっちにしても意味の無い事なのですが。


   個々の成分について

【13】
敵は「ラウリル硫酸Na」と「ラウレス硫酸Na」の違いすらわからずに批判してたりするのも記載しておく。
その敵よりかは成分の事を知っていると示す意味も込めて、無知な敵に代わってオイラが一応簡単に説明しておくと、
ラウレスはラウリルの改良型であり、分子量が大きい為に肌に浸透しにくく、結果として「よりマイルド」になったのだ。
メジャーシャンプーにおいて、ラウリルからラウレスに移ったのは80年代後半頃だが、
今よりもラウリル時代の方が、明らかにキレイな髪の人は多かった。
だから「ラウレスよりラウリルの方がいい洗浄剤」 と言いたいのでは無く、
実際のところ、ラウリルとラウレスの差なんて、そんなにあるのか? って事なんです。
ラウリルだってそんなに悪い奴じゃないんですよ…と言いたいのです。
実際ラウリルの方が汚れ落ちは上なので、そっちの方を好んだり愛用したりする人もいるのです。

「ラウレス硫酸Naは危険!」 などという美容師に、
「ラウレス硫酸Naの化学式を書いてみてください」 と尋ねてみてください。
資料無しではまったく書けません。
「そんな事は問題では無い。 とにかくダメなんだよ!」 と誤魔化すでしょう。
化学式すら書けないって事は、その成分について何も理解してないって事です。
では何故危険だと言いふらしているのか。
危険だと誰か(=業者)に吹き込まれたからですね。
頭カラッポの彼らは、いい信者ですw

「ラウレスフリー」を謳うシャンプーもあるようですが、営業的になんとか特徴付けたいだけであり、品質的には意味の無い取捨です。




シャンプーのことについて調べていると、「アミノ酸」って言葉も、よく聞くと思います。
サロンなどで使われている「アミノ酸シャンプー」などです。
アミノ酸ってのは、簡単にいうと、タンパク質です。髪の主成分ですね。
「髪と同じ」だから「髪に優しい」 って理屈らしいです。

実はこのアミノ酸、水に溶けやすく、髪に直接振りかけてもまず吸収されません。
わずかに吸収されたとしても、シャワーの水で流れ落ちます。
アミノ酸は、食物によってのみ体内に吸収されます。
よって、アミノ酸シャンプーの効果によって、髪のコンディションが改善されるワケではありません。

また、主体がタンパク質である→タンパク変性が低い→髪への優しさをウリ としているようですが、
そもそも汚れの正体もタンパク質であり、タンパク変性が低いと汚れが落ちません。

アミノ酸系は「両面界面活性剤」が採用されているのが殆ど。これは要するに「リンスインシャンプー」。
リンスいらずという触れ込みが多い事からもその点がわかる。
このタイプはシャンプーとしてもリンスとしても「二兎を追うもの一兎も得ず」の中途半端な存在。
今までリンスインタイプを使って不満に感じた人も多いだろう。
そんな人は同じ性質のアミノ酸系洗浄剤を避けた方が無難。




【15】
「ノンシリコンシャンプー」なるものが流行したせいで、「ジメチコン」にも誤解が多いですね。
TVCMのせいで、「ノンシリコン」=「なんかよくわかんないけど髪に良さそう」、
また、「シリコン」=「髪に補修成分が浸透しない」 などと短絡的に思っている人が多いみたいですね。

ちょっと難しい事を書きますが、まず「シリコン」ってのがありまして、これは元素番号14のケイ素(Si)の事であり、「silicon」と書きます。最後に「e」が付きません。
半導体に使われたり、アメリカの「シリコンバレー」地区 ってのは、こっちのシリコンの事です。
このケイ素に色々足した構造樹脂が「シリコーン」【silica-ketone→silicone】なのです。
シャンプーの方はこっちなので、正確には「ノンシリコーンシャンプー」と記載すべきなのです。

敵は「ラウリル」と「ラウレス」同様、「silicon」と「silicone」をごっちゃにしているようですが。
…というより、2つある事すら知らないのでしょう。
ただ、シリコーンの中で樹脂化しているものは「シリコン樹脂」と呼ばれる事が多く、略して「シリコン」と呼ばれたりもするので、たしかにややこしくはあります。
 また、シリコン樹脂っていうと、ゲル状のこってりした物…と思っている方がいるようですが、
少なくとも化粧品に使われているシリコーンってのは、シリコーンオイルの事であり、もっとサラサラしています。
また非常に安定・安全な物質です。(舞の海が身長審査をパスする為に、頭の中に一ヶ月かけてシリコーンを注入したのは有名な話)
 メジャーヘアケア製品に使われているシリコーンオイル系成分だけでも、
その内容・種類により、「ジメチコン」、「ジメチコノール」、「シクロメチコン」などがあり、更にその前後に単語が付加されたりするのですが、
ココでは総称して「ジメチコン類」もしくは「ジメチコン」としておきます。

で、「ジメチコン類」ってのは、キューティクルの保護剤として優秀なオイルなのです。
髪表面の摩擦を低減させる事は、ヘアケア上大変重要です。
「椿油」と同様です。分子構造はかなり類似しています。
だからこそ、多くの製品に使用されているのですが、どうも一部で悪者扱いされているみたいですね。

キューティクルは疎水性(水と混ざりにくい)であるが故に、オイルであるジメチコン類が、
髪表面のキューティクルをきちんと保護してくれます。
 一方地肌は親水性なので、疎水性のジメチコン類は馴染みません。
だから頭皮の毛穴に詰まり、痒み・ハゲの原因…というのは俗説です。
まして頭皮から浸透して身体に悪影響を… なんてのは、デマもいいところ。
そもそもジメチコンの髪へのコートとは、べっとり全体を隙間無く覆うイメージがあるようなのですが、
実際は網の目のようなもの…といいますか、分子レベルでまだらに吸着しているのです。
だから補修成分が髪へ浸透するのを妨げる…というのもウソだし、地肌の毛穴を詰まらせる…というのもウソなのです。

ジメチコンが髪から剥がれる際、一緒にキューティクルを剥がす…ってのも誤解です。
お肌の毛穴パックのイメージなんでしょうかw
この誤解を解く説明は、本当は図解する方がわかりやすいのですが…。
まずジメチコン類でコートした髪でも、当然無敵ではありません。
外部からのダメージを低減はさせますが、やっぱり多少なりとも衝撃を受けてしまいます。
で、ダメージを受け、コルテックス−キューティクル間の結合が切れてしまうですが、
その時普通ならキューティクルが髪から離れ、剥がれ、肩や床に落ちるのでしょう(他人行儀な言い方なのは、見た事無いし、そもそも肉眼では見えないから)が、
髪全体がジメチコンに覆われていたら、剥がれていても、落ちにくいです。
髪の毛−ジメチコン 間に、剥がれたキューティクルが、落ちずに溜まっている状態になっているのです。
で、シャンプーなどでジメチコンコートがとれた際、前から剥がれ済みで溜まっていたキューティクルも同時に外に流れ落ちるのです。
剥がれていたのは実はもっと前からなのです。
ジメチコンコートを外して髪を触ってみたら、前より手触りが悪くなってた。 だからジメチコンコートがキューティクルを剥がした と短絡的に思ってしまったのでしょう。

実際キューティクルを剥がすのは、美容院でやるカラーやパーマの方です。
ただそれだと客がカラーやパーマをしてくれなくなるので、
サロン側が「キューティクルが剥がれるのは当店のカラーのせいではなく、市販のシャンプーのジメチコンのせいなのですよー」とか押し付けているのです。
ったく、とばっちりです。

サロン系のシャンプーの多くにジメチコンが入ってないから、ジメチコンが入ってない方が良いシャンプー と思っている人もいるようですが、
サロン系シャンプーにジメチコンが入っていないのは、それが客の髪にとって良いシャンプー…だからではなく、
カラーリングやパーマネント処置が施しにくいからである。 要するに「仕事の邪魔」=「店側の都合」なのです。
それは裏返せば、髪を傷めるカラー液やパーマ液に対し、ジメチコンが髪を守ってくれている証拠でもあるのです。

メジャーシャンプー=ノンシリコンじゃない イメージがあるようですが、そんな事はありません。
例えばロングセラーで今でも人気商品の「メリット」は、1970年の発売以来ずっとノンシリコンシャンプーです。
メジャーシャンプーにジメチコンが入りだしたのは1980年代後半からで、それ以前は皆ノンシリコンシャンプーでした。
今でもノンシリコンでお求め安いメジャーシャンプーはたくさんあります。
単にシリコン系成分さえ入れなければ「ノンシリコン」と名乗ることが出来るのですから、
ノンシリコンだから値段が高くなる って思考は間違いなのです。

「ノンシリコン=売れる」という時流を見て、シリコン系成分に変わるコート剤を入れて、「ノンシリコン」と名乗るシャンプーも多いです。
「ノンシリコン」と名乗りたいが為に、ジメチコンより効果が低いくせに高価な成分を選択するメーカーはナンセンスです。
また髪を保護する役目のコンディショナーにすら「ノンシリコン」にこだわるのは、まったくもって意味がわかりません。
シャンプーの良し悪しに「シリコン」はあまり関係ないのです。 要は「使いよう」です。

いくら値段が高かろうと、洗っている最中、ツルツルせず、ギシギシするシャンプーなんてサイテーです。
キシむって動詞は、物理(摩擦)的にキューティクルを破壊している最中、って事なのですから。
だから、洗っている最中も摩擦を低減するような成分を配合しているのは、当然なのです。
ギシギシして髪を傷めるシャンプーと、髪を傷めないシャンプー。
あなたはどちらを選びますか?

そもそも「ヘアケア」とは「髪を守る」 事だと私は考えます。
生まれた状態が100点満点で、そこから減点しかありません。
いくら上等なトリートメントをしても、サロンでヘアエステをしても、加点はありません。
所詮表面上を「取り繕う」だけです。
だから髪に出来るだけ余計な事をせず、減点要素を少しでも無くし、保護していたわって守り抜く事、なのです。
ジメチコンは上手に使えば、心強い味方になってくれる事でしょう。


まぁここまでジメチコン類を擁護するような事を書いてきましたが、
髪表面を保護する目的のコンディショナーには、ジメチコンは有効だと思いますが、
個人的にはシャンプーに関してはジメチコンが入ってない方が良いと思ってます。
だからといて、メジャーメーカーにジメチコン類の入ったシャンプーを作るな売るな、っていう気は毛頭ありません。
おそらくメジャーシャンプーメーカー側も、シャンプーには実はジメチコンを入れない方が良いとわかっているのでは。
皮脂汚れを落とす目的のシャンプーに、オイルを入れるのはある意味逆行してますからね。
じゃあ何故入れるのか。 それは入れないと売れないから。
メーカーとしては需要のある製品を作って売るのは、社会的貢献って意味でも当然の事です。
何故入れないと売れないのか。
それはジメチコンの入ったシャンプーじゃないと、「キシむ」髪の持ち主が多いから。
何故そんな髪が増えたのか。
それは「カラーリング」や「パーマ」が蔓延したせいです。
実際、カラーリング率と、ジメチコン入りシャンプーの普及率とは、比例関係が見られます。
つまり、ジメチコン類の入ったシャンプーが増えたのは、
カラーリングやパーマなどをして髪を傷めた人が増えたせいなのです。
そういう人がジメチコン入りのシャンプーを求めたが故に、増えたのは当然の流れなのです。
ジメチコン入りシャンプーが悪なのではなく、
カラーリングやパーマをやたら勧めるサロンや、カラーリングやパーマヘアをやたら勧めるファッション誌こそ、「悪」なのです。



【16】
ジンクピリチオン」が悪いという意見も聞きます。
 ジンクピリチオンってのは亜鉛の事で、亜鉛っていうと危険なイメージがあるかもしれませんが、要は「ミネラル」です。
牡蠣やレバーなんかにも含まれています。
 亜鉛は人の体内にも存在し、必要な要素です。
人体の中の亜鉛が不足すると、細胞の新陳代謝が遅れ、結果として味覚障害になります。
現代日本人に多い味覚障害は、亜鉛不足から来ている例が多く、積極的に亜鉛を取ることが望まれています。
 だからといって、シャンプーの中のジンクピリチオンが
頭皮から吸収され、身体の細胞に行き渡り、味覚障害を防ぐので、積極的に使いましょう…とかって言いたいのではなく、
まぁ要するに、ジンクピリチオン(=ミネラル)は
人体にとっては決して悪い成分では無い って事を言いたいのです。

またジンクピリチオンってのは、頭皮の細菌を抑える働きがあります。
その為フケ・痒みに対し有効とされているのですが、これはあくまで、抗菌や防腐効果によるものであり、
それ以外の原因によるフケ・痒みには、ジンクピリチオンは効果ありません。

つまり、不潔が故にフケ・痒みが出る場合には、ジンクピリチオンは有効なのですが、
例えば洗いすぎて頭皮が荒れてしまった場合におけるフケ・痒みには、ジンクピリチオンは有効では無いのです。

現代日本のように、概ね清潔な環境で、毎日シャンプーするのが当たり前になった状況下では、
ジンクピリチオンの出番は少なくなって来た…と言えるでしょう。
だから花王社の「メリット」は、ジンクピリチオンの採用をやめてしまったのです。

また環境ホルモンの疑い云々っていうネタが1999年に出てきて、これ自体はハッキリ言って前述どうりよくある「極論ネタ」なのだが、
このネタは新聞報道等され、ジンクピリチオン=悪 という短絡的なイメージ結論だけ一般的にも一人歩きしてしまいました。
それが例え間違いだろうとも、覆すのは難しいです。
それを配合していた製品を販売してきた会社自身が訴えても、たいていの人は信用しないでしょうし。
企業として重要なのは、その真偽では無く、多くの消費者が持ってしまっているイメージの方だったりするのです。
だったら突っ張ってジンクピリチオン配合製品を販売し続けるよりも、そっと配合を取り除いた方が企業としては「賢い」選択ってものです。
丁度…といってはおかしいが、前述とうり日本はもうジンクピリチオンの出番が無い環境になっていたからね。

だから、一部で言われていますが、決して「成分的に悪いのがわかったからメリットはジンクピリチオンを抜いた」 とかではないのです。
今でも世界中で普通に、ジンクピリチオン配合シャンプーが販売されていますすね。

だいたいさ、「環境ホルモンの疑いがある」って、何?w
ジンクピリチオは環境ホルモンの疑いがあるから危険 ってインプットされている人は、
実は「環境ホルモン」が何か、知りません!
知らないから危険 って思い込めるのです。
「なんかよくわかんないけど、体内のホルモンが破壊されそう!」 ってトコロなんでしょうw
「合成シャンプーは危険」は間違いです! って事について、
そもそも合成シャンプーって言葉自体が間違い って事と同様に、
環境ホルモンって言葉自体も間違いなのです。 (正確には「内分泌攪乱物質」)

よくジンクピリチオン=悪 派が用いている、その1999年の国立環境研究所による発表も、古いネタ、旧世紀の伝説であり、
実はその後の研究によって、リストに上がった物質のほとんどは哺乳動物に対する有意の作用を示さないことが報告されていて、
当の国立環境研究所は、最終的には1999年の発表を取り下げてるんだよねぇ。
つまり、ジンクピリチオンは、環境庁が様々な検証実験を重ねた結果、なんら問題ないと国がお墨付きを与えた物質なのです。

あとついでに言っておきますが、元祖ジンクピリチオン配合シャンプーは、メリットでは無いのです。
これが世界初…かどうかはわかりませんが、
1960年に発売された「ヘッド&ショルダーズ」が、メリットより10年も先に発売されたジンクピリチオン配合を特徴とするメジャーシャンプーであり、
現在でも世界的にベスト5に入るシャンプーブランドです。
メリットは実はこの「ヘッド&ショルダーズ」をパクったシャンプー なのです。
日本では「h&s」と名称等変えて発売されていますね。
(以上の流れから、日本のメリットがジンクピリチオンを配合しなくなったのは、このP&Gからの訴え説もあるぐらいなのです)




パラベン:防腐剤。 食品にも使われているほど非常に低刺激な成分。


温度湿度変化の激しい日本において、その中でも更に温度湿度変化の激しい風呂場に開封後もずっと置きっぱなしにしている製品に、パラベンが入ってない方がはるかに危険。
腐ったシャンプーを使ってどんなトラブルを起こすか…。

温度湿度変化が激しいが故に、劣化の進行度が高い風呂場に置く製品には必須成分と言える。。


某化粧品のように、使用期限日がしっかり記載してあって、開封して一回使い切りタイプなら、パラベンフリーも有りだとは思う。
ただ正直、「だから何?」なのだが。
「パラベンフリー」が化粧品業界のブームらしいが、なんかイメージ先行だよなぁ…。



「塩化ナトリウム」と書けば、ついビビってしまう心理を敵は利用してきます。
「漢字+カタカナ」の成分名>化学物質!>危険!頭皮から浸透したらどうしよう! って連想です。
「しお」ならひらがななので、安心して食べられる…ってか?(笑)
塩化ナトリウムを頭から掛けて清めてくださいw




◆「自然派」「無添加」などという曖昧な言葉に踊らされ、

「自然派」とは「自然では無い」という意味です。
だから「派」なのです。
「○○成分無添加」ならまだ意味としてわかるのですが、
漠然と「無添加シャンプー」ってなんなんでしょう。何を添加してないというのやら。
何も添加しなかったら、そこにあるのは空気以下の真空なんですがw
まったく「無意味」な言葉です。

だいたいさぁ、
パーマやヘアダイなど、さんざん化学の力でオシャレを楽しみ、それと引換に髪を傷めつけておいて、
自然の成分とやらで治癒しようとするその考えが、虫が良すぎる。




【19】
経皮毒」や「羊水からシャンプーの香りがする」
…などのオカルトネタ・都市伝説の出所は、
やっぱり高額シャンプーを売りたい敵側発信です。
マルチ商法等のセミナーなどが発祥らしいです。

まず基本的に吸収されません。
そんな簡単に薬物をなんでもかんでも吸収出来るのなら、もっと医療は発達しています。
そして、界面活性剤はたとえ生体内に取り込まれてしまったとしても、、
尿や便や汗などで速やかに排出されることが、実験的に確認されています。
それが人間の身体の仕組みです。





【21】
◆体毛を剃ったネズミにシャンプー剤を塗り、皮膚が爛れたから
「ほれ、合成シャンプーは危険!」などと鬼の首を取ったかのごとく、嬉々としてのたまうサイトがあるが、本当かどうかものすご〜く怪しいものだ。
本当は石けんシャンプーを付けたねずみの皮膚が赤くなったのに、
「大手合成シャンプー塗布」の札に付け替えて撮影したって、なかなかバレやしない。
マウスを使った実験なんて、実際なかなか出来ないもんな。
その実験が本当なら、その実験結果を持ってその大手合成シャンプーメーカーとやらを訴えたらいいのに、それはしない。(負けるから?w)
そもそも鼠と人間とを一緒にしているところがバカにしてる。
人間は原液を直接塗ったまま数日間放置なんてしない。
水で薄まり、泡を立て、数分後にはしっかり洗い流している。
石鹸シャンプー推進派は、自分たちはラットと同等の下等生物だと主張したいのだろうか(笑)

そもそもねずみの実験はすごく極端な例と言いますか、シャンプー材料の評価として間違った試験法なのです。
シャンプー剤を水と混ぜて泡立てず、しかも湯で洗い流さないという、本来の使用方法とは違う使い方で検証し、
その結果を正として自慢気に語られてもねぇ…って感じなんですが。
「電子レンジで猫を暖めたら猫が死んだ! 補償しろ!」って裁判するメリケンよりタチ悪いです。
キューティクルの比較写真も同様。 それを素直に信じる根拠が無い。
とりあえず、石鹸シャンプーを常用して綺麗な髪の女性を肉眼確認したいものですね。
せめて、石鹸シャンプーを長年愛用している有名人を紹介して下さいな。

もし、あの実験が公正なものだとしても…だ、
石鹸でネズミの皮膚が荒れなかった理由として考えられるのは、
単に「空気を通すか否か」、液の粘性の点だけです。
毒性とはまったく関係ありません。

メジャーシャンプーが、現代科学の粋を駆使して作られた「ハイブリッドシャンプー」 ならば、
石鹸シャンプーなんて、「原始シャンプー」。




【22】
それに石鹸では皮膚が荒れる為、石鹸を使えない人がいるのは、皆さんもご存知のとおり。
そういう都合の悪い事実は無視する奴らの実験なんて、信用出来ない。
本当に合成シャンプーとやらで毛が生えないのならさ、「脱毛剤」や「除毛剤」なんて売ってるわけないじゃんw
奴らの論からすれば、ワキ毛などのムダ毛処理で困っているお姉さん方は、全身を石鹸なんかではなく、「合成ボディソープ」とやらで毎日セッセと洗ったら、ツルツルの素肌になれるみたいですよw


【23】
環境負荷の点で石鹸シャンプーを推進する意見もあるが、それも古い考えだ。
 たしかに昭和30年代の非石鹸洗剤(こういう言い方は上記に既述のとおり嫌いなのだが、他の言い方をするとややこしい&伝えにくくなるので、仕方なく…)は、
(アルキルベンゼンスルフォン酸(ABS)やリンのせいで)
河川に負荷を与えたこともありましたが、今は当然改善されています。
「昔からあるものだから良い」というたいした根拠が無い、漠然とした考えだけで論じられいるだけなのです。

日本の河川が一番汚れていたのは、石鹸系洗剤の使用が多かった昭和30〜40年代であり、
以降少しずつ水質が改善された理由に、石鹸系洗剤の使用が減ってきたのが一因である。
 石鹸は非石鹸洗剤と比べて、数倍の油脂を使って生産する。
まずこの原材料使用量の点で、資源を消費してしまっているのだ。
環境に厳しい国であればあるほど、石鹸の使用を制限したりしています。
 そもそも硬水しか無い国では、石鹸は使えないのだ。
「合成洗剤は使うな! 石鹸を使え!」という意見は、それらの国に対しては差別的発言と言えよう。

合成洗剤反対運動は、
気運と某企業の資金援助もあり、一時期それなりの権力を持つ市民団体になっていった。
例えば台所洗剤がABSからLASに変わったのも、市民運動の成果である。
だが市民団体はその力を維持したいが為に、無理矢理にでも合成洗剤に難癖付ける事を続けてきた。
目的と手段がすり替わったのだ。
結果、どんどん非化学に、どんどんオカルト化していった。
新興宗教やエコテロリズムと同じですね。

合成洗剤有害説は国により何度も否定されてます。
国会質問で時の首相がわざわざ答弁した事もありますし、
厚生省が1983年にまとめた報告資料集『洗剤の毒性とその評価』が、
今も通用する決定的な証拠です。

よく石鹸信者が、「石けんカスは魚のエサになるから環境に優しい」 という論をかざしますが、
日本の河川から魚が減ったのは、エサが減ったから、なんかではありません。
大量の石鹸カス排出→魚が食べきれない・残す→ゴミが腐り蓄積する 事により、水質が悪化したからです。
赤潮の原因は石ケンカスです。

「石鹸はすぐに分解するので環境に優しい」 論があります。
実は実験の結果、むしろ逆に石鹸は分解されにくい事がわかっています。
理由は…簡単に書くと、石鹸は界面活性剤を大量に消費するのです。含有率が高いのです。不効率なのです。




【24】
ここで「石鹸シャンプー」の正体についてに簡単にまとめておくと、
・【石鹸】とは、脂肪酸ナトリウムまたは脂肪酸カリウムを科学的に【合成】した物質。
・つまり石鹸も【合成界面活性剤】であり、工場で人工的に作られた【化学合成物質】。
 石鹸シャンプーも、立派な【合成シャンプー】と言える。
・石鹸シャンプーが髪を傷める理由。
1:【アルカリ性】であるが故に、弱酸性である毛髪のキューティクルが開いたり、剥がれ落ちたり、溶かしたりする。
2:水の中のカルシウムやマグネシウムイオンと石けんが結合して、【石けんカス】ができます。石けんカス事態は別に毒性があったりするわけではないのですが、いろいろなものにくっつきやすい性質があります。髪にも石けんカスが付いて覆われたかたちになり、摩擦が増えてギシギシ感が出るようになります。
3:そもそも泡の質が悪い(濃度が薄い、弾力が弱い、キメが荒い)為に摩擦が生じ、キシむ事が多い。
キシむ=キューティクルを物理的に破壊中 であり、このトリプルパンチで髪を傷める。
・「その後酸性のリンスをするので差し引きゼロだ」みたいな論をかざすが、一度剥がれて排水溝に流れ落ちたキューティクルが、復活するはずがないのは明白。
 (そもそも酸性リンスは中和というより、髪に付いた石けんカスを落とすのが目的)
・また泡の質が悪い故に、頭皮の毛穴まで泡が届かず、汚れが落ちづらい。
それどころか、毛穴に石鹸カスがつまり、頭皮酸欠状態となり、カユミ・フケの大量発生の原因となる。
更にそれが進行・悪化すると、抜け毛・【ハゲ】の恐れも。
・「合成シャンプー→石鹸シャンプーに切り替えた直後、髪がバサバサなのは、合成シャンプーで傷めた髪が露呈した為」 的な論は言いがかり。
 単純に石鹸のアルカリ性により髪が傷む為。 また石鹸シャンプーでは油性ベースのリンス剤を使用しない事が多いのも一因。
・「我慢して一ヶ月使用すれば、回復する」論は、脂肪酸が髪にべっとりコーティングされて、アルカリで傷んだ髪を表層的に誤魔化す為である。
 石鹸シャンプーの継続使用によって、髪そのものが復活するワケが無い(髪に再生能力は無い)。
・石鹸シャンプー→メジャーシャンプーに切り替えた直後、髪がバサバサになる場合、それはメジャーシャンプーが悪いのではなく、
 石鹸シャンプーのアルカリ性で傷め、脂肪酸で誤魔化され続けてきた髪が、たしかな洗浄力で白日の下に晒された為である。





「サロン系シャンプー」のまとめ。
・客の髪ではなく、従業員の手を重視で開発。
・ノンシリコンなのを自慢しているようだが、それは客の髪の健康よりも、髪を傷めるパーマやカラーリングのかかりやすさを重視。
・髪の中に栄養とやらを入れる為に、わざわざキューティクルを開かせる事をウリにする、本末転倒シャンプーも存在。
・実はメジャーシャンプーと内容的に変わらない物も多数存在。大きく違うのはボトルと値段のみ。


【31】
シャンプーのボトルの裏に記載されている使用成分一覧だけで全てをわかっている気になっている奴は、はっきり言って全然わかっていない。
あんな成分表記だけで判断したら、ドツボにハマります。
 じゃあお前は、材料さえあれば、そのシャンプーを作れるのか…と問いたい。
材料さえ用意出来れば、一流料亭や三ツ星ホテルの料理が再現出来るのか…と問いたい。
「材料:牛肩ロース キャベツ 人参 玉ねぎ 卵 サラダ油 塩 醤油」 とかって記載だけで、
「この料理は、まったりとしてしつこくなく…」 とか言っているようなものです。滑稽です。
 グルメガイド本の調査員が、レストランの料理を食べるどころか見もせず、店内の雰囲気や客層すらチェックせず、裏口の厨房に行き、
そこでコックの腕を見るのかと思いきやそれも見ず、厨房の環境も見ず、冷蔵庫を開けて中身だけ見て早々に帰り、星付けているようなものです。
 設備も要る、道具も要る、知識も要る、経験も要る、技術も要る。
何よりレシピが要ります。配合比率が要ります。
たしかに成分の表示順は、量が多い順に記載されていますが、結局どれが何ml使われているかは、わかりません。
釜の中にテキトーにだぼだぼと材料を入れて掻き混ぜたら、出来上がり! …だとでも思っているのだろうか?
それぞれの成分をどれだけ使ったかすらわからないのに、わかったっていうのは、おかしな話ですよね。
鑑定士気取りで成分分析サイトとか自慢気に公開している奴がいるが、
そいつはシャンプーの事なんかわかってません。 わかってないからこそ、ああいう事が恥ずかしげも無く平気で出来るのです。
髪質や求める仕上がり等のあらゆる個人差も無視して語ってますし。
そもそも「シャンプーの作り方」、すらわかってない…と思われます。
ボトルの裏のあんな使用成分表示だけで語れるほど、シャンプーは甘くないです。

身体能力のある選手さえ揃えれば、日本一や世界一になれるのでしょうかねぇ。

成分鑑定サイトなどは、要するに危険度とやらだけで判断しています。
もっといえば、硫酸と名の付く成分の序列だけで決めているのです。単純なモノです。
髪や地肌への作用なんて関係ないのです。汚れなんて落ちなくていいのです。
結果として、洗浄力の弱いシャンプーを勧める傾向にあります。
奴らの論でいくと、理想のシャンプーは「水」なのです。(ひょっとしたら空気かもw)


シャンプー鑑定サイトって、結局何かというと、広告・ステマ・商売サイトです。
特定のシャンプーが売れれば、そのサイト管理者にもいくらか報酬が入る仕組みなのです。
「アフィリエイト」ってやつです。 ズブズブの関係です。
中には、販売サイトとセットで製作・運営してたり、同化してたりします。
売りたいシャンプーは高評価、それ以外は低評価。 だから結果に信憑性なんておけません。


美容師のシャンプー評価サイトの中にはひどい物があります。
例えばシャンプーのボトルの画像にて、
ブランドサイトか、購入サイトからのコピーを使っている物があります。
だから、縮尺や画質などが統一されてません。
何故、自分の部屋などの同じ背景の箇所で、撮影しないのでしょう。
ついでにボトル裏の成分一覧も撮影したらいいのに。
頭皮画像みたいな撮影が面倒くさいものはわざわざ載せているのに、です。
答えは一つしかありません。購入してないのです。
購入してなくても、店舗で商品を手に取らなくても、
成分一覧なんてネットで検索すれば出てきます。
購入してないのだから、撮影は出来ないし、当然使ってもいません。
つまり結果は「でっち上げ」です。
じゃあ前述の頭皮画像は…というと、これも使いまわしです。
あらかじめ何パターンか撮影しておき、角度変更や反転でわかりにくく加工しているようです。
もうここまで陳腐だと、信じて騙される方にも問題あると思います

「成分の事を勉強してますんで」と自慢気な、
シャンプー解析サイトを運営している美容師どもの、ネタ元・指標・知識の源が何かというと、
美容学校時代に使ってたテキスト・教科書だったりするのですが、
それって結局、高額シャンプーを販売している会社が係わってたりするのです。
そもそも・大本・前提・基礎が間違っているのです。
知らず知らずのうちに洗脳されているってのに、美容師はまったく気付いてません。




【32】
「ラウレス硫酸Naは洗浄力が強すぎるので、ダメ」 的な論があります。
信頼ある機関によるデータ・数値なんてまったく示さず、
「強すぎる」なんて言ってるのかそもそもの間違いなのですが、
本当に強すぎるのか否か、そんなの簡単に証明出来ます。

試しにメジャーシャンプー液を、1mLだけ使用して洗髪してみてください。
ほとんどの人は満足に泡立たないハズです。
洗浄力が弱いからですね。
…はい、簡単に証明できましたね。
つまり、使用量でいくらでも調整・解決出来るのです。
(泡立ちと洗浄力には、おおまかな比例関係があります)

別の観点からも否定出来ます。
もし本当にラウレス硫酸Naの洗浄力が強すぎるというのなら、
製造過程にて、単純にラウレス硫酸Naの配合量を減らす。水を増やして薄めればいいだけの話です。
メーカー側からすればコストダウンになるので、いいことだらけです。
何故それをしないか…ではありません。もう既に実行している…と言えます。
比率を試行錯誤した結果、適正な洗浄力で現状製品を販売している、という事なのです。
これ以上洗浄力を落とすことなんて簡単に出来る。それをしないのはこれが最適な洗浄力だから。
…このあたりの単純な話がわからないバカが、美容師に多いのですが。

埃、汗、頭皮の脂、これらが混ざりあった「汚れ」。 しかもこの汚れが密集した髪の毛の奥にある毛穴に詰まっているのです。
そんな汚れを落とすためには、それなりの洗浄力が必要なのです。

私から言わせれば、上記の証明により、
メジャーシャンプーこそ適正な洗浄力を持つシャンプーであり、
だとすれば、
強すぎる…などとをほざいてた敵方のマイナーシャンプーは、
逆に弱すぎる洗浄力、という事になります。
適正基準がおかしかったのです。
貧弱な洗浄力を誤魔化す為に、
「実はこの泡立たないのが正しい洗浄力なのです。今までの合成シャンプーが実は洗浄力が強すぎたのです」
…などとのたまい、摩擦でキューティクルを剥がし、毛穴の汚れが落ちず、フケ・カユミ・ハゲに導く、暴額シャンプーを売るのです。

サロンのシャンプーは洗浄力が低いが故に、頭皮にトラブルを生じやすく、
また泡立ちも悪いので、摩擦で、物理的に髪を傷つけます。
たとえいくら希少な天然成分を使ってようと、これじゃあ何の意味がありません。

だからなのか、サロン系の高額シャンプーでも、洗浄剤としてラウレス硫酸Naが使われている製品も結構あるのです。

市販のシャンプーはダメだと言い続ける敵ですが、
彼らがその事に対し、厚生労働省に訴えた などという話は聞いた事無いでしょう。
何故なら彼らは、それを科学的にも、統計的にも、証明出来なかったから、です。
当然敵の中にも賢い研究者や大学教授などもいるのに…です。
調べれば調べるほど、安心して使える製品だという事がはっきりするだけ、だったのです。
むしろ健康詐欺として警察に捕まる可能性の方が高いです(笑)


「市販の合成シャンプーは台所洗剤と中身は変わらない」って論も笑わせる。
両方とも「汚れを落とす目的の物質」なので、もし分子レベル的に似ていたとしても、それは当然の話。
逆に言えば、化学的には似ていない方がおかしいぐらいなのだ。
猿と人間の成分の方が遥かに似てます。

これもきっと「台所洗剤並の強い洗浄力で髪を洗うと傷める」 的な論なのでしょうが、
前述のとおり、頭皮の複雑な汚れを落とすためには、それなりの洗浄力が要求されるのです。

それに、それぞれのボトル裏の成分一覧を実際に見比べてみたらわかりますが、
メジャーシャンプーの洗浄主成分と、台所洗剤の洗浄主成分は、「違います」。
メジャーな台所洗剤によく使われているのは、「アルキル」と名前に入っている成分ですが、
これを使っているメジャーシャンプーを、私は知りません。

「市販のシャンプーはタンパク変性で髪を傷める」 的な論があります。
タンパク変性はどのシャンプーでもあります。
汚れの主成分はタンパク質と言え、たんぱく変性があるからこそ汚れが落ちるのです。
そしてそれなりの蛋白変性(≒洗浄力)が無いと、頭皮の毛穴に詰まった複雑な汚れには対応出来ないのです。




【33】
私はメジャーシャンプーのみで35年以上髪と頭皮を洗い続けている。
髪をカットしに行く度に、髪を空かれるのを勧められるぐらい、量は多い。

40年前の60代と、今の60代。どっちが若々しいかと言われれば、今であり、
それは髪の毛の多い少ないの要素が大きい。
そして何故髪の毛が多いのかというと、やはりメジャーシャンプーの存在が大きいだろう。
逆に言えば、長年石鹸で髪と頭皮を洗ってきた世代は、ハゲが多い。

ちなみに、「かつらの需要が昔より増えた。それは合成シャンプーにより薄毛の人が増えたからだ」とする説がある。
これも短絡的な思考だ。
それはハゲの人が増えたからではなく、ハゲを「気にする」人が増えたのである。
昔は石鹸しかなかったせいで、ハゲが多かった。ハゲが当たり前だった。ハゲが大多数派であり、あなたも私もハゲだった。
よって、恥ずかしがる必要なんか無かったのだ。
そんな環境・状況では、わざわざ高い金を出してカツラでハゲを隠そうとする人は、稀だったのだ。
ところが今はメジャーシャンプーのおかげ(もちろんそれだけが原因じゃないが)でハゲが少数派となり、ハゲの人の肩身が狭くなり、ハゲが恥ずかしくなった。
また、昔よりもビジュアルを重視する時代になった。
カツラメーカーが必死でTVCMをバンバン流した結果、かつらが市民権を得た。
これらの理由で、かつらの需要が増えたのである。
よってむしろ「かつらの需要が昔より増えた。それはメジャーシャンプーにより薄毛の人が少数派になったから」 ってのが正しい。




【34】
よく「原価」をネタにメジャーシャンプーを叩く人がいます。
その人の言う原価っていうのは、おそらく「原材料費」の事を指していると思うのですが、
物の値段を一番左右するのは原価 ってのは古い考えです。
3000円の音楽CDの原価は、1円程度、ケースやブックレットを入れても10円以下でしょう。
作詞作曲印税、スタッフのギャラ、配送費、店舗の利益等等は、原価には含まれません。
原価は1%以下です。
もっといえば、同じ曲を、ネットを通じてダウンロードで購入すれば、原価は0です。
電気代(=光熱費)は、通常原価に含まれないのでね。
売価何万円だけど原材料費は10円以下、なんて商品もあります。
今や原価のみで物を語るのは、愚かすぎるのです。
原価を振りかざしたいのなら、シャンプーの材料買ってきて自分で作ればいい。…作れるものならね。
作れたとしても、小ロットじゃあ高くつくのは目に見えている。



【35】
このサイトで扱っているメジャーシャンプーよりも、10倍以上の値段がするシャンプーもあります。
高いシャンプーが何故高いのか、
それは中の成分が贅沢だから…って思っていませんか?
実はむしろそれ以外の、商品の中身とは関係の無い要素にお金が掛かっているからです。
原材料費で物の価値を図るのは間違いだと思うのですが、敵の自慢気な説を崩す為に乗ってやりましょう。

敵が避けたがっている数学的な側面から考えます。
原材料費が10倍違うから、売値もそれに比例して10倍違うんです」
シャンプーに限らず、こんな言葉にすんなり納得した人は、きっと学生時代、数学がニガテだった人です。
騙されやすい人なので、今後の人生気をつけるように。

シャンプーの場合、原材料費は末端売価の約10%です。
これ実は、メジャーだろうとマイナーだろうと、そう変わらないのです。(実はメジャーの方がむしろ高いぐらいなのですが)
それを踏まえて説明します。 例えで以下2種類のシャンプーを設定します。
 マイナーA:500mL入りで市場売価7000円 (原材料費700円、その他6300円)
 メジャーB:500mL入りで市場売価 700円  (原材料費 70円、その他 630円)
わかりやすいように、容量以外の桁が変わっただけにします。

AとBでは原料費が10倍違い、売価も10倍違いますね。
売価差は7000-700=6300円もあります。
高額シャンプーAには本当ににそれだけの価値があるのでしょうか?

AとBの原材料費の価格差は、700-70=630円です。
だったら、AとBの末端売価での価格差も、630円であるべき、なのではないでしょうか?
Bが700円なら、Aは700+630=1330円 で販売するのが、当然の考えでしょう。
もちろん実際はそんな単純なものでは無いです。
それでも原料費が10倍だから、当然のごとく売価も10倍…ってのは、おかしな話です。
原材料費の価格高騰分だけ、売価に反映させるべきなのです。

つまりAシャンプーは、単純に考えれば、
設備費も10倍、ボトル費用も10倍、人件費(給料)も10倍、広告費も10倍、運送費も10倍、そして会社の利益も10倍得ている って事になってしまいます。
某有名高額シャンプーなんて、専用空ボトルだけで525円(送料別)も徴収するんです。
製品とは直接関係の無い部分=その他にかなりのお金が使われていることになり、
Aシャンプーを買った人は、品質とは直接関係の無い要素に対し、お金を支払わされている事になるのです。
だから私はAシャンプーを「ぼったくり」だと言うのです。

「市販のシャンプーは広告費に金を掛けている。うちの高級シャンプーは広告費を抑えている」 的な意見があります。
広告費を掛けられないひがみに聞こえるんですが … ま、それはとりあえず置いといて。
Bのシャンプーのその他630円のうち、いくらが広告費なのか、それを問題とするならば、
Aのシャンプーのその他の6300円のうち、広告費の割合が低いとするなら、いったい何にそんなにお金を使っているのか、
そっちの方がもっと大きな問題です。
前述の展開の通り、原材料費では決してありません!
実は設備費が10倍になるわけありません。委託生産だからBと同額ってワケにはいかないでしょうが、それでも10倍はいかないです。
ボトル費や運送費もさすがに10倍はいかない … です。
原材料費は10倍。広告費はほぼゼロ … 。
ならば何故Aシャンプーはそんなに高いのか。
残る要素はこれしかありません。会社の利益と中間マージン、です。
シャンプー1本あたりの利益は、AはBの数十倍〜数百倍あることに、どうしてもなってしまいます。
まぁ市場での販売数量を考慮すると、どうしてもそうなるでしょう。
メジャーシャンプーは「薄利多売」 マイナーシャンプーは「暴利少売」。
だから私は、マイナーシャンプーAを「ぼったくり」だと称するのです。


また、上記の例にて、
「それでもAのシャンプーは、Bのシャンプーより10倍原材料費に使っているのだから、10倍の価値があるんでしょ」
…と思っている人もいるかもしれません。
メジャーシャンプーは、自社で原材料から製造していたり、世界規模で大量生産していたり、様々な企業努力で、
品質を出来るだけ落とさずに原材料費を抑えています。
一方マイナーシャンプーは、原材料を他社から購入したり、そもそもの調達量が少ないので、
例えまったく同じ原材料を使っていたとしても、どうしても割高になってしまうのです。 メジャーと同額で買えないのです。
メジャーシャンプーと同じような成分で、3000円とかで販売されているマイナーシャンプーの存在がそれを証明しています。
その点から、原材料費の比較では、たとえ額面上では10倍でも、実質的にはせいぜい3倍程度の価値しかありません。それで最終売値が10倍になるのです。
やはり「ぼったくり」ですね。


「それでも、メジャーシャンプーと比べて、それなりに上等な成分を使っているんでしょ?」 と思っている人もいるかもしれません。
高価な成分=高い効果 この発想がまず貧相です。
大手との差別化の為・宣伝の為、無理矢理単価の高い成分を使ったりしているようですが、
出来上がりの製品は、肝心の使用結果としては、大差なかったりします。 わざわざ遠回りしているだけ。

当たり前の話ですが、値が高い成分が、髪に良い成分とは限りません。
値段なんてのは人間社会が経済活動にて勝手に定めた物。
値段と効果に、比例・因果関係は無いのだ。
効果が高くても、手軽に入手&製造出来る物なら、大量に安価で提供出来るのです。
値段の高い成分ってのは、往々にして希少価値があるからって事であり、
つまり、安くて髪に良い成分はある って事なのだ。
お求め安い価格設定内で、最善の努力を勤めることこそ、「企業努力」なのではないだろうか?
よって、高い=良質 安い=粗悪 って考えは短絡的です。
高額な物を有難がる風潮。
悪徳業者にとって、いいカモですよ。


「安いシャンプーから高いシャンプーに変えたら、髪の調子が良くなった」 という人がいます。
「やっぱり高いシャンプーは違うよね〜」 と短絡的に考えないで下さい。
合わないシャンプーから合うシャンプーに変わった、だけです。価格関係無いです。
「高いシャンプーから安いシャンプーに変えたら、髪の調子が良くなった。
今までの浪費はなんだったんだろう」 という人も当然いるのだから。
あと高いシャンプーを購入し使うことにより、
髪への意識が変わった。
知らず知らずのうちに以前より丁寧に髪を扱うようになった。
って事もあるかと思います。

値段が高かったんだから、良いに決まっている。
良くないと損をする。バカみたい。それはイヤだ。そんなの信じたくない。
ポジティブに良いと信じよう。
うん、やっぱりなんとなくだけど、良いような気がする。
やっぱり高いだけあって違うよね!
 …はいそれ、プラシーボ効果です。
気のせいです。 そう思いたいだけです。




例を挙げるなら、定価何千円もする化粧品クリームの原材料費が10円以下なのは、今や男性の間でも常識です。
10円なんて、メジャーシャンプー以下です。
売価と原材料費の間に、比例関係なんて無いのです。

「シャンプーの値段と質は比例する」
…まぁ私も売る側の人間なら、そう言うでしょうね。 そうでも言わないと、誰もわざわざ割高なシャンプーなんて買わないもん。

大量生産と競争による価格下落効果を甘く見ないで下さい。それが資本主義です。
その競争に参加できないマイナーシャンプーは、だから高額なのです。
同じような品質なのに。




【36】
広告費」をネタにメジャーシャンプーを叩く人がいます。
TVであんなにバンバンCMを流しているんだから、製品にお金を掛けられないはずだ…とする敵の意見。
「薄利多売」、そして今の日本のマーケットを知らない連中の、浅はかな意見ですね。
大きなプロジェクトとか任されない人なんでしょうな。
TVCMを流せない「ひがみ」にしか聞こえないのですが。
 もし私がメジャーシャンプーのプロデューサーをするなら、やっぱり広告に一番力を入れますね。
何故なら、それが総合的に一番「得」だから。
日本のシャンプーの市場っていうのは、売り上げと宣伝費がほぼ比例しています。
これほど綺麗な比例関係になる商品は、他に無いです。
つまり、日本人はシャンプーに関しては、なんだかんだ言って「広告に吊られる」客が多いって事です。
そんなハッキリした結果が出ている以上、そりゃ各メーカーは広告に力を入れるのは当然です。
…っていうか、そうしないシャンプーメーカーの責任者は、無能です。
「いいものは宣伝しなくても売れる」。 シャンプーに関しては、それは望み薄です。
っていうか、そんな考え自体、もはや古いです。
「いい物だけど、売れないが故に消えていった」「質は良くないのに、よく宣伝しているから、今も売れ続けている」、
こういう商品が少なからずあります。それは事実です。
広告費を掛けることによって、結果的に良質な商品を、お求め安い価格で、多くの人々の下に届ける続けることが出来る事だって多々あるのです。
私は逆に、TVCMを全然していないマイナーシャンプーが、何故あんなに高いかの方がよほど疑問なんですがw
よほど1本あたりの利益率が高いんでしょうね。

そんなメジャーシャンプーの広告費について、ですが、
ブランド立ち上げ時にはブランド売上げの50%を超える額になることもあります。
例えば資生堂「ツバキ」。
2006年の発売時に、「広告費50億円で初年度売上げ100億円を目指す」 と報道された事から、
「ほれ! メジャーシャンプーは全体の半分も広告費に使っている! だから中身にお金を掛けられるハズがない!」
と鬼の首をとったかのごとく偉そうな意見がありました。
大きなプロジェクトを任された事の無い、無知人間なんでしょうね。
初年度は赤字覚悟で広告を出しているんです。
それを長いスパンで回収する…という考えです。
それに、ツバキ単体だけで考えるのがそもそも間違いなのです。

まず資生堂すべての製品から、一律に広告費を集めます。
これが売上げの、多くても10%程度の比率みたいです。
それで、一旦集めた広告費を、どのように分配するか、って話なのです。
目玉プロジェクトにはたくさん配給されるし、
逆に円熟期に入ったブランド・商品は、広告費はしっかり10%分徴収されるけど、1%も享受されることはない、って事なのです。
あと、特定のブランド…というわけでなく、資生堂全体の広告費にも使われます。
だから、メジャーシャンプーにおける、広告費比率についての一応の答えとしては、「売上げの10%」 となります。

ちなみにちなみに。イメージ重視の化粧品業界だからこそ、売上げの10%なのであり、
他業種だと広告費割合はもっと低いみたいです。

多少お金を掛けてでも、広告活動をして広く認知させる事により、結果として良質な製品を安く提供出来るのが、現代資本主義の基本中の基本です。世界の経済界の常識です。
大手優良企業ほど、それがわかっているからこそ、広報活動に力を入れています。
逆に言えば、製品に直接関係無いから…と広告費をケチっている会社だからこそ、いつまでたっても大きくなれないのです。
会社の大小は品質に関係ない…と言う人もいるのかもしれません。
しかし、中小企業の製品は「薄利多売」が出来ず、結果として割高な製品を提供することしか出来ないのです。
しかもシャンプーなんてのは、どうせ工場で作られるものです。
出来るだけ大量生産する方が、コスト安になります。
高価なシャンプーとは、生産数が少ないが故に、原材料費以外の部分が割高になってしまっているからこそ、高価なシャンプーなのです。
メジャーシャンプーと同じような内容で、何でこの値段なの? ってシャンプーが世の中にたくさん出回っているのは、そういう理由です。


「市販のシャンプーのCMに出ている女優やモデルが、そんな安いシャンプーを使っているワケない」
…的な意見もよく見られますよね。
そういう人達は、
500mLのペットボトルのお茶のCMに出てる女優は、楽屋やロケ先でも、そんな約150円の安物の工場で大量生産の添加物だらけのお茶なんか口にせず、
美容と健康の為に、表千家だか裏千家だかのお茶の師範をわざわざ呼びつけて、茶筅(ちゃせん)で点ててもらった、天然成分のお茶しか飲まない…
…なぁんてバカな事を思ってる って事なんです。

又、上記の事を言う一方で、
「市販のシャンプーはシリコンの効果で、見た目だけはサラサラツヤツヤな髪になります」 なんて事も言うのです。
見た目が重要な芸能人だからこそ、
見た目はサラサラツヤツヤな髪になれる、メジャーシャンプーを使うという結論になってしまいますよね。
敵の論は常に矛盾に満ちています。





【38】
タイ製だから粗悪」なんてのは、理由になっているようでなっていません。因果関係がありません。
もはや差別です。国際人権問題です。
日本でだっていくらでも不正・品質管理の不十分・偽装はありますし。
良質の商品を安価で大量に製造・販売するには、人件費等が安い地域で一括生産し、世界中に発信するのは、立派な「知恵」です。「戦略」です。「企業努力」です。
…っていうか、そんなの、どこの業種でもやっている事です。
世界的大企業にしか出来ないような大胆な企業努力を、羨ましがっている+悔しがっている=妬みと僻み …でしかありません。

もし某シャンプーがタイ製ではなく、
まったく同じ処方・生産方法で、日本人が日本の工場で小ロットで作られたとしたら、
その売価は今の3倍以上に跳ね上がるでしょう。
それは逆を言えば、500mLで2000円ぐらいで売られているマイナーシャンプーは、
その某タイ製シャンプーと中身としてはほぼ変わらない、という事になります。

大手メーカーだから」危険 なんて話も聞きますが、
どうも日本人は特に…なんですが、細々と個人経営でやっている商品の方が、良さげなイメージを持ってますよね。
判官贔屓というか、大企業への嫌悪感が激しいというか。
シャンプー生産なんて特に「熟練の腕」が必要ではなく、所詮工場で機械で生産されるものなのに。
だいたいタイは、日本よりもよっぽど髪を愛している国です。美髪のメッカです。
タイの人は思っているでしょう。「せっかくの黒髪をわざわざ傷めつけているような文化の日本のシャンプーなんて使いたくない…」と。

実際不正・事故・事件等が多いのは、圧倒的に中小企業なのに。
何故中小企業の不正がニュースにならないのか…日常茶飯事だからこそ、よほどの大ネタでない限りニュースにならないのです。
その逆に、大手企業の不正がニュースになるのは、それが珍しい事だからです。





【39】
じゃあサロンシャンプーに存在価値が無いのかというと…まぁ正直、あまり無いですね(笑)

メジャーシャンプーは「万人向け」なのに対し、
高額シャンプーは、どうしてもクセがあり、合わない確率が高い。
ハイリスク・ローリターンの博打的商品である。
どのメジャーシャンプーも合わなかった場合の、「最後の手段」「ダメ元」的に買ってみるのが良いのではないでしょうか。

高価シャンプーはウン十万円もするブランド物のバックみたいなもの。
嗜好品で贅沢品。もっと乱暴な言い方をすれば「道楽品」。
成金・ブルジョワ・エセレブ気分を味わいたい人が使うもの。
「物を入れて持ち運ぶ」という本来の用途さえ満たせばいいのなら、
コンビニやスーパーで貰えるポリエチレン袋と差は無い。
むしろそっちの方が使い勝手が良かったりしてw
別の例えをすれば、高いシャンプーは「F1」車。公道は走れない。

100g300円程度の和牛と、100g3000円以上の高級松坂牛。
この2つの牛の味を、部位や調理法などを変えて味見させてみて、
10回連続で判別出来る人って、ほとんどいないと思います。
その程度の違いなのです。






【40】
本当に市販の合成シャンプーとやらで髪を傷めるのなら、子供の髪はもっと傷んでいるハズだ。
「お母さん用」とか言ってワザワザ高いシャンプーを使っている人が、一番髪が傷んでいる現実。
アミノ酸だろうと両面活性剤だろうと、1回カラーリングをしたら速攻アウトなのです。
サロンシャンプーといえど、その程度の代物なのです。



【41】
「合成シャンプーは危険」だと騙されて洗脳された人へ。
小皿の中に合成シャンプー液とやらをワンプッシュして、その中に髪の毛(ブラッシングなどで抜け落ちた物で良い)を一本入れて浸し、
数時間なり数日なり数週間なり好き放題放置しておいて下さい。
 もし合成シャンプーの泡で髪がボロボロになるというのなら、
直接原液なんぞに長い間浸しておいた髪の毛は、すぐに溶けて無くなっていることでしょう。
ちなみに、1回の洗髪で3分間シャンプーの泡に晒されるとして、1年間で3×365=1095分、髪はシャンプーの泡に触れている計算になります
よって、5日間(=60×24×5=7200分)ほど原液に漬け込んでいたら、髪の毛の寿命(約7年間)分の期間に相当する事になります。
怪しげなネズミの実験と違って(笑)、誰でも簡単に出来ます。 よって誤魔化せません。

またわざわざそんな事をしなくても、もし合成シャンプーとやらで髪がボロボロに溶けるのなら、
風呂場の排水溝に、髪の毛が溜まって絡まって困る事は無いハズ…ですよね?
ちなみに髪の毛は通常状態では風化しずらい事を記載しておきます。
何千年前の死体から髪の毛が発見されているニュースはご存知でしょうか?

石鹸派も、いくらでも捏造可能なネズミの写真よりも、
レモン汁かけてキューティクルが戻る動画でもYouTubeに流しとく方が効果あるのに。
…まぁ、無理な話だな。

そもそも髪の健康において、使用するシャンプー剤の選択がそれほど影響するものなのだろうか。
カラーリング、パーマ、ドライヤーの有無や、ブラッシング方法などの方がよっぽど重要事案だ。
毎日くそ高いシャンプーやトリートメントをしている自慢の「金をかけた髪」も、もし更に金を掛けて月に一度はパーマやカラーをしていれば、
カラーやパーマなんてせず、メジャーシャンプーで洗っているだけのナチュラルヘアには、髪の健康度で言えば到底敵わないだろう。

シャンプー剤なんてのは、使用していて髪や地肌に特に問題がなく、仕上がりもそれなりに気に入っていれば、それで十分なんだと思う。
だから、お求め安いメジャーシャンプーで十分じゃん…ってのが、私の意見。
「今は問題ないけど、将来ハゲるかもしれないから…」と、必要以上に先の事を考えるのは、余計な心配だ。 その気遣いの方がハゲの原因だと言いたい。
悪い成分が沁み込んで蓄積されて…なんて、無いからw

どうせ同じようなもんだったら、安い方がいいじゃん って事です。

マイナーシャンプーは泡の量、質共に悪いものが多いです。
高価な成分(=良い成分…とは限らない)を使っているのかも知れないが、
あれでは物理的に髪を傷めます。 成分云々以前の問題です。

あと前に某通販番組を見ていてビックリしたのですが、
高級なヘアケア製品の中には、
わざわざキューティクルを開かせた後、栄養分を髪の中に入れ込むんだそうな。
もしそれが本当なら、そんな製品を使うなんて信じられない。
キューティクルを開かせることを自慢するなんてw




【42】
よく、「美容師が市販のシャンプーは良くないって言ってた」…的な話を聞きます。
美容師なんてのは、技術的にはともかく、シャンプーの知識や化学・薬学的にはアテにならない人が多いです。
無知…っていうより、間違った知識を植え付けられている人が多いのです。
それを広めるんだから、素人よりタチが悪い。素人以下です。

そもそも美容師になるような奴らってのは大半が、中高生時代は所謂おバカさん。
素行も良くなく、率先して髪を傷めるカラーやパーマをあて、ロクに化学の授業を受けてないような奴らです。
やがて、大学に行く学力なんて無いしぃ、でもまだ働きたく無いしぃ…って事で、
オシャレっぽいしぃ、モテるイメージもある(カリスマw)美容師になる為に、
美容専門学校に通うのです。
そこでは多くのサロンと取引したいヘアケア商品業者が暗躍していて、
時に業者からお金を受け取った講師陣が、時に業者自身が特別講師として、
未来の取引先になるであろう専門学生に対し、
「市販のシャンプーはダメ」と叩き込むのです。
前述のとおり、元々カラッポの頭だから、すぐに洗脳されます。
そうやって業者に洗脳されきった信者専門学生が、伝道師美容師として野に放たれ、
「市販のシャンプーはダメ」と受け売りの言葉を並べるのです。
そういう美容師が残念ながら多いのです。
そんな美容師の言う事が、信じられるワケありません。

あいつらの髪の扱い方を見れば、髪を本当に愛しているのか、大いに疑問です。
やたら(利幅の大きい)カラーやパーマを勧めるしw
髪をあくまで商売の対象、としてしか見てないんでしょうね。

それにね、美容師がそういう事を言うのは、
自店で扱っているシャンプーを買わせる為に決まってるでしょ。
売れればいくらか自分達の儲けになる仕組みなんだから。

街のラーメン屋が、客前でカップラーメンを誉めるわけないでしょう?

あと、サロンで使っているシャンプーは、客の髪や頭皮の事を考えて作られている…のではなく、
自分たち従業員の手荒れの事と、
パーマやカラーが掛かりやすいなどの作業のしやすさの方を重視して作られている製品が多いのです。
サロンシャンプーにノンシリコンが多いのは、パーマやカラーにとって、髪を保護する役目のシリコーンが邪魔だから。
現場がそういう商品を求めているのだから、業者もそういう商品を作って納品します。
つまり、一日に何十回もシャンプーするのならともかく、そうでないのなら、普通のメジャーシャンプーで十分なのです。


その一方で、美容師って、時々メジャーシャンプーサイト等にもアドバイザーとして登場してますよね。
しかも所謂カリスマ…と呼ばれる有名どころが。
一貫してないですよねw
しかしですよ、もし本当にメジャーシャンプーが悪いものだとするならば、いくらギャラを貰ってようと、
彼らはプライドに賭けてそんな場所に登場しません。
今後の商売の信用問題に係わるしね。
つまり彼らは、「本当はメジャーシャンプーで特に問題ない」 と実は思っている証拠、なのではないでしょうか。

歯学部を卒業し、医師免許を持つ歯医者は歯の専門家といえますが、
美容師はシャンプー剤のエキスパートではありません。シャンプー剤の専門家とは薬学部卒の研究員です。
タクシードライバーと車メーカー技術開発員の関係、どちらが車の専門家なのでしょうか。

世の中には薬学部を卒業した人間より、美容師を経験した人間の方が多いです。
だから美容師の間違った論が多数派になり、幅を利かせてしまったのです。





【45】
「合成シャンプーは危険だから使うな」と唱えるのは、
は危険だから使うな」と唱えるのと同レベルです。
車による交通事故で、日本だけでも年間何千人という人が死んでいます。
それをもって、車なんて全面廃止しろ、などという人は今や一人もいませんよね。
バカげている話なのです。

「いや、合成シャンプーの変わりに石鹸シャンプーを使えって話」という反論もあるでしょう。
…まぁ石鹸シャンプーが欠点だらけというのは前述されてますので、その反論も虚しいのですが。
今の論を車に置き換えると、
「車の変わりに自転車や電車を使え」 という話になります。
…まぁ自転車事故や電車の事故もあるので、やっぱり虚しいのですが。
マイカーを持たない。運転免許証を持たない。個人レベルでは、それも可能でしょう。
でも誰もかも、今や間接的に車の恩恵を受けています。
最も大きいのが物流。救急車や消防車やゴミ収集車などの公共車両もそう。
あとマイカーを持たなくても、バスやタクシーを利用することはあるでしょう。
他人の自家用車の後部座席に乗ることもあるでしょう。
結局今の私たちは、車の呪縛から逃れられないのです。
車が今の私たちの生活に欠かせないのと同様に、
メジャーシャンプーも今の私たちの生活に欠かせないのです。
ましてやメジャーシャンプーが原因による死亡が確認された人は、古今東西一人もいません。
悪者扱いするのなら、もっと他にあるでしょう、という話です。
そういやぁ「茶のしずく石鹸」 なんてのもありましたね。



国語の話です。
「このサロンシャンプーをお勧めします。 何故なら市販のシャンプーは○○の恐れがあるからです」 的な書き方がよくあります。
この書き方だと、サロンシャンプーは○○のおそれが無いように思ってしまいます。
そこが敵の卑劣なワナです。実はそんな事はどこにも書いてません。
あと、この書き方だと市販のシャンプーよりサロンシャンプーの方が○○の恐れが低そうなイメージですが、
これまた敵の思惑です。そういう勘違いを敵は狙ってくるのです。



【50】
Q&A (注:質問は受け付けていません)


Q:「市販のシャンプーを使っても、CMみたいにツヤツヤサラサラになんか、ならない!」
A:「変身スティックを振っても、アニメみたいにセ○ラ○ム○ンに変身出来ない!」 と
おもちゃメーカーに文句を付けるゆとりクレーマー…ですか?




【55】
おまけ

「M3D」 っていう髪を綺麗に見せる施術があるんですが、
あれは要するに「強力シリコーン」です。
無理矢理髪にシリコーンを付着させる為に、熱処理をしたりします。







終章


髪の傷みをメジャーシャンプーのせいにする奴は多いが、
そんな奴でも、カラーリングやパーマの方がよほど悪なのはさすがにわかるだろう。
だから、メジャーシャンプーを批判したい奴は、まずはパーマやカラーリングをやめろ。
そうじゃなければ批判する資格すら無し。
儲けの為にパーマやカラーリングを勧める美容師も同様。
メジャーシャンプーを批判したいのなら、まずは美容師辞めてみろ。

今まで色々述べてきたことは、実は他国ではまったく問題にすらなっていない。
いかに日本の石鹸派市民運動が粘着質かがよくわかるw

話はそれからだ。


【60】
私のこのサイトでは、たしかにメジャーシャンプーを推進している。
だが、特定のメーカー製品を強く推しているわけでは無い。(注:正直好き嫌いはあるので、扱い方などに多少の差はあるのは認める)
ここを読んでオイラが「メジャーシャンプーメーカーの回し者」 だとか思っている人がいるとしたら、そいつは読解力が無さすぎである。
そんな読解力だから、「大手シャンプーは危険」と謳うマイナーシャンプーメーカーのこじつけを信用してしまうのである。
常識レベルの国語力すら無いのだ。

また、もし私が卸業者や販売店のシャンプー担当だったとしたら、利幅の大きい、つまり値の高いシャンプーを推すだろう。
…が、実際には私はむしろマシェリよりもスーパーマイルドが、セグレタよりもエッセンシャルが、好きだったりします。
この点だけみても、私がシャンプー関係の業者ではないのは、わかる人にはすぐにわかると思います。


【61】
ネットというアングラメディアの特性上、どうしても「反メジャーシャンプー派」の意見の方が目立つ。
それは決して「反メジャーシャンプー派」が多い、というわけでは無い。
そもそも「メジャーシャンプーは安全」だという結論は、数十年前に世界中の専門家の間でとっくに出ているのだ。
ようするに、今更取り上げること自体古いのだ。
薬剤師等、本物の専門家がこのサイトを見たら、「何を当たり前の事を偉そうに…」と思われるかもしれない。

考えてみて欲しい。
今の形の液状のメジャーシャンプーが一般化してからでも、もう40年以上が経つ。
本当にメジャーシャンプーが悪ならば、そもそもメジャーになってないだろう。 とっくに淘汰されているハズ。
世界の何十億人の人間によって、何十年という長い年月使われてきたのだ。

…もう結果はとっくに出ていた、のだ。


【62】
ここにきて種明かしをすると、今まで書いてきた文章の文法・論術は、あえて敵側のそれをあざとく使っている。
もちろん、内容や結論は真逆だし、敵はもっとわかりにくく巧妙な文章の組み立てをしているが。
もし、今までこのページをずっと読んできて、疑問に思った方は、
それと同じ目線、同じ見方で、是非敵側の文章も読んで欲しい。
そうすれば、今まで気付かなかった敵側の文章の矛盾点や盲点に気付くハズだ。
このページの真の目的の一つは、敵側の論述の間違いに気付いて欲しいのだ。



【63】
最後に、上記が私の勝手な机上の空論とでも思われるのも癪なので、
参考資料でもあり、私の考えに近い意見のサイトを勝手ながらいくつか掲載しておきます。
「合成シャンプーは危険」系の、何かしらの利権がバックに見え隠れする、怪しげなサイトが多いネットの世界ですが、
それにきちんと反論しているサイトも、探せばきちんとあるのです。

日本石鹸洗剤工業会による、公式見解 (洗剤の安全性と環境への影響) 
 http://jsda.org/w/02_anzen/tekigousei00.html
合成洗剤か?石鹸か?  (環境負荷の点を考察) 
 http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/SoapOrDet.htm
環境と安全の消費者情報 (大矢勝:個人サイト) 
 http://homepage3.nifty.com/oya_masaru/index.html
洗剤・石けん・界面活性剤/あんだんてシャンプー
 http://andantelife.co.jp/shampooinfo/soap.htm
化学の定義/美工房 四季彩の「化学って何?」
 http://shikisai.4-sky.com/chemist/chemist.html
ニセ科学と石けんの諸問題
 http://www.live-science.com/sci/index.html

「合成シャンプーは危険」は、間違いです! (当サイト)
 http://shampoomania.web.fc2.com/sinzitu.html

(執筆途中につき、このページに関しての質問等には答えられません。メールや掲示板の書き込み禁止(即刻削除対象) 無断引用やリンクも禁止します)

inserted by FC2 system